成人してしまった

わけでして。9月の末からずーーーっと草津市の市役所に通いながら成人式の準備をしておりました。
草津市の成人式の冒頭に流れた震災やらなんやらの映像、ずっとアレを俺一人で制作していたわけでございます。
ええ、今年の50人近い成人式実行委員のなかで、映像制作技術(といっても、ソフトがフリーズしたり落ちたりするのが嫌なのであえてWindow Movie Makerしか使わなかったけど)のある人間が俺しかいなかったんです。来年以降どうするんだろうね。


草津市の成人式は今年から改革の年だったのです。
今まではトラブルが起きる前に早く終わらせるべきイベントだったそうで、実際に来賓に野次が飛んだりしていたらしいって。
でも今年はそういう問題行動もなく、会場の立ち見をなくしたことでみんな行儀よくしてましたよ。
式そのものも厳粛なムードで進んだしね。あ、第2会場(これの導入も今年から)はそうでもなかったらしいけど、まあトラブルはなかったと。


たかが映像、されど映像。まあ映像制作そのものは面倒なだけで難しくはなかったのですが、その内容について市役所の人と打ち合わせたり、コピーライト的にグレーだったり。
ニコ動のMADと同じようには行かないですからねw 結局、公的かつ非営利なものなので、引用元を表示すればOKということになりました。
その判定を明確にするために弁護士さんまで動員されたらしい。ご迷惑をおかけしてしまいました。
最初から引用元をはっきりさせて、念には念を入れてクリエイティブ・コモンズの素材だけを使えばどうってことなかったんやけど、CCだと古い時代の素材がなかったり色々とあばばばば。


市のほうからも大きな期待が寄せられていたそうで、俺の面倒を見てくれはった先生の上司のさらに上司さんにあたる人にもご挨拶することに……おいおい。緊張して自己紹介しか出来なかったよ。
映像に表示された文面も全部修正入ったしねww けっこうギリギリまで作り込んではいたんです(WMMの性能の範囲で)
いろいろと工夫もして……限られた性能のソフトの限界を裏口から突破するような作り方、すきですよ。


市役所に何度も何度も打ち合わせのために足を運んだ。その時に、恩師との感動の再会もあったし、この仕事も、まあ嫌じゃなかったよw


式典中はずっと秘密の機械室にいることになっていたのですが、実際は仕事が無い時はちょこちょこ外に出ていろんな人と再会を果たしておりました。
ほんとに懐かしいよ。変わらない奴もいたけど、振袖着て綺麗になってる人、背が伸びて大人っぽくなってる人、見た目がイカツくなってる奴などなど。
でもみんな元気そうで何よりです。もうこれから会わない人もいるかもしれないけどね、だからこそ会えてよかった。


式が終わってからは、千葉に引っ越した(そして成人式のために草津に戻ってきてくれた)友達となぜかカレーを食いながらフラフラとしていました。なかなか会えないからね。連れ回してしまったけど、お付き合いありがとう。


本来、バイトは休みのはずだったんですが、数日前に休みでないことが突然発覚しまして……はっきり言って拗ねていたんですが(年末あれだけ遊んだにも関わらず!)、仕事終わりに急いで同窓会のメールをGmailからサルベージ、確認してみたら会場は仕事場の隣のビルでしたw
というわけで同窓会途中参戦。1時間くらいしか居られなかったけど、行ってよかったです。
あれやこれや突っ込まれたり、ネタキャラ扱いされたり、あと見た目は変わっていないと言われた。人格的には丸くなっていると。
やっぱり人間、誰でも大なり小なり変わっていくし、それをずっと見ていればわかることも、切れ切れに見ないとわからないこともあるんやな。


あ、袴ってわりとやんちゃな子しか着ないのね。俺は仕事だから最初から袴は除外してたけどw

僕たちの夢を乗せて走るクルマ

グランツーリスモ5、トヨタ86をプレゼント(レスポンス)



久しぶりにグランツーリスモ5をやったら、FT-86改めトヨタ86が追加されていた。東京モーターショーからまだ1ヶ月も経っていないのに、もう正式にリリースである。
便利な世の中になったものだ。世に出て間もないクルマに、ゲームの世界でもう乗れる。
ちょうど10年前のグランツーリスモ・コンセプトを思い出した。あれに出てきたクルマを見ながら、自動車界の未来はどうなるんだろうと考えていた。
あのときモーターショーに出ていたZ33RX-8は過去になり、R35 GT-Rは現実になった。
そして、あのとき夢見たエコカーの世界が、もう現実のものになりつつある。
時代は早いものだ。この10年をずっと見てきた。


86は素直にカッコいいと思う。自分で買って乗るにしては御大層な気もしてるけど、夢を与えてくれるクルマがトヨタに帰ってきた。
いつ以来だろう。MR-Sセリカさえその居場所を失ったトヨタから夢が消えた、それ以来だ。
景気も悪い、震災もあったが、メーカーはまた着実にスポーツカーづくりへの道を歩き始めている。
GT-RフェアレディZインプレッサもなくならない。ロータリーの灯は一度絶えるけれど、またいつか帰ってくる。
スポーツカーはなくならない。そう信じていられることって、実はとても素敵なような気がして。

あけましておめでとうございます。

昨年中はお世話になりました。
2012年もなめかたをよろしくお願いいたします。


12月も結局忙しくしていたようで、EVEについて書いた文章を下書き保存したまま放置していたことに気付きました。
忙しいのはいいんですが、バイト2つと学校の各方面と市役所とTwitter……いろいろな所でちょこちょこ働い(たり遊んだりし)ているので、その全容と気持ちをを分かってくれる人があまりおらず、「図書館の方のバイトやめたら? そしたらこっちのほうもっと入れるやん」などと軽々しく言われてしまう始末。図書館と同じだけのお給料をもう片方で稼ごうと思うとけっこう大変なのです。だから図書館はやめられない。


それでも11月までよりは少しだけ時間が出来て楽しく過ごせていましたが、12月半ばから風邪を引き始めてしまいました。薬を飲んだりして頑張って治そうとはしていたのですが。
クリスマスイブは大阪で友達と遊び、クリスマスは京都・桃山御陵のカフェLagwagonでライブをし(写真)、バイトしたり出かけたりしているうちに……。


今年の多忙の総決算とばかりに、ワクチンを打ったにも関わらずインフルエンザにかかってしまいました。
30日からずっと寝込んでいたんですが、今はずいぶんよくなりましたね。見事に三が日は寝正月。
というわけで今日から職場復帰してきます。何事もなかったかのように。

P.S.Cafeと同志社EVE。

少し前のことになりますが、11月26日(土)から28日(月)まで同志社の学園祭でした。今出川キャンパスだから普段は行かないけど、こっちのほうが近いという……。





はっきり言いますが、俺はあんまり準備に参加できなくて申し訳なさを感じていました。
自分の意思では参加したいんだけど他の予定と重なって月例会とか会議にもライブにも行けない、ということが続いたので、昼食会だけはなんとか行ってましたが……勝手がわからないやつが飛び込んでいろいろとご迷惑をかけてしまったと思います。
みんながいてくれて、準備してくれたから、自分もなんとかやっていけた。それがやっぱり、なんというか、申し訳ないのとうれしいのと両方。


P.S.としても初めてとなったカフェ出店は、みんなにとってもわからないことは多かったようで……。
まず前例がないと、モノが、何がどれだけ必要なのかがわからない。どんな会場にしたらいいか、とかも必死で考える。当日になって必要になるものもある。
俺は去年とんがりぼうしで一応EVEには来ていたのですがはっきり言って下っ端だったので……至誠館の雰囲気とか会場設営については思い出しつつ理解できるところもありましたが、まず「みんなコーヒー淹れられるのすごいなぁ」と……。
自分はコーヒー淹れてまで飲まないんですw



食べ物はこんな感じ。うまいよ。


こんなふうに楽器も置いてあります。
一応それぞれ持ち主は決まってるんだけど、今回けっこうシャッフルされたね。そこら辺にあるやつを触るという。
俺もいつもの青いアコギと、この写真のジャズベースと二重に担いで持って行ったんですけど、ジャズべは大人気でしたね。
こう、色的にP.S.Cafeに合うかな?みたいなことを思って、普段家から出さないジャズベースを持って行ってみたわけで。


演奏的には、ギター持って高野寛の『ベステンダンク』などを数回演奏したり、ほぼ全員参加のビッグバンドで、サークルのテーマソングとして定番の『おおシャンゼリゼ』や、P.S.のアコースティックユニットNovelmanでもよくやってる『Stand By Me』だったり……それぞれキーボードとベースで参加させていただきました。そして何度もキーボードを貸してくれたまりこさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m


カフェのほうはどうしてもオープンが遅れたりして初日はすごく心配だったんだけど、二日目は満員御礼。

初年度で、しかもちょっと来にくいところにある部屋でも、これだけ人が来てくれはるんやね。
(本来はねごとのライブチケット引き取るためとはいえ)俺の中学の同級生もわざわざ来てくれた。
部屋の中で、小さな子供が手を離してしまって飛んで行った風船を取ってあげる、みたいな心温まるシーンもあったり。
P.S.は「いい雰囲気だね」「楽しそうだね」って言ってもらえることがすごく多いです。
ほんとに、このサークルと出会ってちょうど1年経つけど、ものすごく幸せです。


中学も高校も小さな部活だったから大学では大サークルに入ろうと思ってとんがりぼうしに入ったけど、自分のことを覚えてもらうことに必死になりすぎたり、金銭面なんかも含めてうまくいかなくて、結局やめちゃって。
でも設立されて間もないP.S.があってくれたことがすごく嬉しかった。ライブや寄り合いのたびに思うけど、EVEという大きなイベントを経て、その思いはやっぱり強まるばかり。



そして3日間どの日も、サークルのメンバーで並んで楽器とか荷物を背負って帰る、その途中にクリスマスのイルミネーションがある。それだけでウルッとくるタイプの人間です、自分は。


あ、別にカフェにずっといたわけではなく、いろいろ屋台を回ったり、DSB(同志社学生放送局)で友達がYMOリミックスをやってくれるというのでそれを見に行かせてもらったり。

テクノのお供に和菓子。ものすごくマニアックなネタなんかも持ち込まれたのに、面白いものばかり集めてくれるから、会場の盛り上がりもすごかった。アツかったっす。
感想は……「ええ、すごいです。」に留めておこうかw



3日目は、前半だけですが、寒梅館で「亀田誠治×箭内道彦 プレミアムトークライブ~プロフェショナルの言葉~」を最前列で見てました。仲良くさせてもらってる後輩さんが整理券を確保しといてくれはった……ほんとにありがとう!
去年の亀田さんのトークを見られなかったので今回はなんとしても見たかったんです。結局前半だけだったけどw
でも、実は自分の進路や生き方や考え方に、早くもじわじわと影響を及ぼし始めている……!!
後日、トークの内容メモなんかも見せてもらったけど、やっぱり人の話を聞きに行くというのはいいもんですね。
ましてや自分の好きな人の話は、自分の心に響く。スッと入ってくる。
話し手として、そういう人間になりたいもんです、なんて。


中学は学園祭なかったし、高校大学と5年間やってきたなかで、こんな楽しい文化祭は今までなかったと思う。
初めてマトモに文化祭エンジョイさせてもらえたかなぁ。
来年は就活寸前(むしろ寸前で済んでいるのが嬉しい)になるけど、でも今出川キャンパスに常駐してるわけだし、可能な限り関わっていきたい、役に立ちたいですね。


次のライブは12月25日(日)、クリスマスにやります。
かなりリア充なクリスマスだと思います。去年のスクツプラスといい、クリスマスには恵まれてますよ。
今2件くらい声をかけたり手を挙げさせてもらったりしているけど、うまくできるかなあ?
でも今年最後の活動(かもしれない。忘年会やるの?)なので、もういっちょ頑張りたいっすね。


3年生になると音楽との付き合い方も変わっていくかもしれないけど、少しずつこうやってP.S.に顔出して楽器弾いてたいな、と思います。

そしてEVEに来るとやっぱりバンドがしたくなりました。今月に入ってから見に行った『けいおん!』の映画と合わせてバンド熱がまた高まっています。時間的な都合とかがあるから、どれだけできるかはわからないけど。
1年生の頃はバンドに飛び込んでギター弾いたり、ドラムレスバンドをやろうとして挫折したり、とんがりぼうしではキーボードでベースとかやったりと、いろいろと常軌を逸していたと自分でも思います。
あの時期みたいな活動を、あと1つくらいやることになるかもしれませんが。

モータースポーツとお国自慢

ペドロ・デ・ラ・ロサ、HRTとレギュラー・ドライバー契約(F1通信)

今年40歳を迎えるペドロ・デ・ラ・ロサさんがヒスパニア・レーシングと2年契約を結びました。華麗なる復活記念として(?)2004年からF1を見始めて、ずっと考えてきたことを書き留めておきます。
デ・ラ・ロサさんはフォーミュラ・ニッポン初代チャンピオンですし、去年は可夢偉さんのチームメイトだったこともあって、暖かく愛されてはいるんですが、やはり引っかかりはあるので。


まず、F1でのお決まりのパターン。
中堅チームは“ベテランと若手”という組み合わせでのオーダーで(例:ウィリアムズのバリチェロとマルドナド、ルノークビサペトロフフォース・インディアスーティルとディ・レスタ)、ドンケツに近いチームは若手同士、あるいは持ち込める持参金如何によっては年齢もあまり関係なく(例:今年のヒスパニアリウッツィカーティケヤン)、とりあえずチームを回していくために必要な資金を優先してかき集めることができるようなドライバー選びを行なっていたはずです。


そこで、HRTがデ・ラ・ロサさんを選んだ理由。
まず、スペインチームにスペイン人ドライバーが乗る、という事自体、おそらく史上初。
今までのF1史のなかでスペイン人ドライバーなんて10人もいませんから、非常に珍しい事態であることは確か。
なぜかスペインってドイツやフランスよりモータースポーツが遅れてるよね、と言おうと思ったら今はフランス人F1ドライバーもいないしフランスGPもなくなったしルノーはイギリスチーム化したことを思い出したのでやるせない気持ちになりましたが。僅かな望みはフェラーリの隠し玉、ジュール・ビアンキ……。


もう40歳の大台に乗った、しかも新興国出身でもないデ・ラ・ロサさんが、同郷にアロンソのようなスターやアルグエルスアリのような若手がいるにもかかわらず潤沢な資金を持ち込めるとはあまり思えません。かと言って、このラインナップでオールスペインチームを謳ってスポンサーを集めることが可能かと言われたらそれも疑わしい。
ヒントになるのはフォース・インディアで、あそこはまだインド人ドライバーを走らせていない。インド人のカーティケヤンチャンドックは未だ持ち込みマネーを期待される下位チームドライバーでしかなく、中堅チームへとステップアップを終えていて、ドライバーも実力で選ぶフォース・インディアのお眼鏡にはかなわないようです。


では、HRTは純粋に実力(と、ギャラの安さくらいは加味してもいいかもしれないが)でドライバーを選ぶことは可能なのだろうか。
デ・ラ・ロサの経験は偉大だが、本当にそれだけが欲しくて契約する余裕はあったのだろうか。
そういった疑問が残っています。お金じゃないとしたら、彼は手土産に何を持って行ったんでしょうね。


F1は最初は企業ではなく、国別対抗戦として始まったことはファンにはご周知の通り。
マシンカラーが国ごとにレギュレーションで決まっていた時代もあったんですが、そこにスポンサーと広告の仕組みが持ち込まれます。

「1968年、かのチーム・ロータスが、シンボルカラーであるブリティッシュ・グリーンを捨てて、赤と白のゴールドリーフ・タバコのカラーを身にまとったことが、F1広告時代の幕開けでした。」

blog.formula.commons - F1はやっぱり「走る広告塔」である (1) ― F1スポンサーの移り変わりは時代を映す?

その後、「国別対抗戦」という役割は[www.raceofchampions.com:title=レース・オブ・チャンピオンズ]やA1グランプリ2010年に経営破綻して消滅してたww)、最近はなぜかスーパーリーグ・フォーミュラがその役割を担い始めたりしてよく分からない状況です。


あと関係ないけど、[www.gp2series.com/:title=GP2]以外のミドルフォーミュラって混乱してますよね。
F2は復活するわ、[www.gp3series.com/:title=GP3]はそこそこ流行ってるみたいだけどF3は没落しまくるわ(日本とて例外ではない!)、フォーミュラ・ニッポンは急激にドライバーの入れ替えが進み、前述のとおりA1GPは消滅。フォーミュラ・ルノー3.5はともかくAuto GPなんてものも出来たけどこれも人気あるの? なんていろいろ思っちゃったり。さらにスーパーリーグ・フォーミュラね。


話を戻しましょう。
2004年からF1を見始めてきて、ここ2年くらいで、急激にF1界にも「ナショナリズム」的なものが復活し始めているように思うのです。
不景気ゆえにスポンサーが集まらず、「お国柄」を売りにすることで自国スポンサーを集めようとしていることは目に見えてわかるんですが……。
あ、そういう「国」という括りで金や人や開催地の動きを見ているのが個人的にも好きなので、「自動車レースと世界経済」というタイトルで、自分のゼミのブログにも寄稿していますw


2006年に発足し2年後に消滅したオールジャパンチームのスーパーアグリなんかは、今から見ればその前兆でしたよね。日本国内の小口スポンサーなんかをたくさん集めてました。
BARホンダ⇒ホンダF1も日本のパーツメーカーなどががっちりサポート、トヨタデンソーなんかのグループ企業や、パナソニックKDDIのような日本の技術投入が行われていました。お金の面でもそうでしょうね。いわゆる「ジャパンマネー」がそこに集まっていた。
その図式自体は特に珍しいものではなかったんですが。

事実上2004年末に消滅したジョーダン・グランプリの話をしましょう。
2005年、ロシアのミッドランド・グループに引き渡され、翌年はロシアチーム「MF1」として参戦。しかし2006年シーズン途中からはオランダのスパイカー社に転売され、2007年はスパイカーF1チームとして参戦し、シーズン中にインドの航空会社キングフィッシャーのボス、ビジェイ・マルヤに売り渡されてそこで財政的安定を得ます。
つまり、アイルランドの血が流れていたはずのチームが、ロシア、オランダを経て、インドに安住の地を得たということです。
ロシアでもオランダでも、その国のスポンサーが一応ついてはいました。というかスパイカーの時はオランダ政府の力添えもあったような……? 証拠が見つからない。


その2005年から2007年までのドライバーも非常に面白いです。
オランダのバックアップがあったクリスチャン・アルバースポルトガル政府系企業の資金を持ち込むことの出来たティアゴ・モンテイロ、インドの大企業TATAをスポンサーとし、後のインドマネー流入への足がかりを作ることになったナレイン・カーティケヤンなどなど。
ドライバーからの資金持ち込みは別におかしくないのです。
たとえばルノーの(本来のラインナップである)クビサからは東欧、ペトロフからはロシアンマネーが期待できますし、ザウバーセルジオ・ペレスエステバン・グティエレスはふたりともメキシコ人ですから、そちらがターゲットであることは明白です。ケチな日本の可夢偉さんが肩身が狭くないか心配です。
主にBRICs(今年、South Africa=南アフリカが加わって「BRICS」となったらしい)などの新興国、あるいはアブダビのように「ガンガンカネ使っていける」国が現在のモータースポーツを支えていることは確かで、そういったマネーが流入してくることはモータースポーツ界にとっていいことだと思うのですが(ただしそういった国でのレース開催は治安だのサーキット建設だのと問題は多いw)。


自分が気持ち悪さを感じるのはそこではなく、突如としてマクラーレンがイギリスドライバーでラインナップを固めたり、ホンダ⇒ブラウンGPからワークス化したメルセデスGPニコ・ロズベルグミハエル・シューマッハを起用してドイツ色を押したり、フェラーリがイタリア系ブラジル人のマッサとスペイン人のアロンソでラテン文化圏を形成していたり(これは偶然だと思う)、上位チームが今さら「ナショナリズム」的なものを急に大事にし始めたことに、違和感があるのです。
何がしたいんだろうか。あるいはこうしないと大手チームでもスポンサーが集まらないのか。それとも「新しい」(実際はリバイバル)スポンサー集めの手法としての「国推し」なのか。それが自分にとって疑問なんですよね。



最後にサッカーの話。
サッカーで(少なくともEU内において)外国人枠を取っ払ったイングランドスコットランド、スペイン、イタリア、ポルトガル。相変わらず厳しいフランス。そんなルール最初からないオランダ。外国人枠3人に加えて、アジア人枠1人を追加した日本のJリーグ。外国人枠の撤廃は、国によっては自国選手が育たないという問題になってしまっているところもありますし、外国人がどんなにいてもいい選手が出てきている国もあるので、一概に良い悪いを論じることはできません。
しかし、今年の8月に発表されたIFFHS(国際サッカー統計連盟)のクラブチームランキングから、何を読み取りますか。


結局、スポーツの目的ってスポンサーマネーを得ることなのか、チームを強くして勝つことなのか、それともそのどちらかが手段でどちらかが目的なのか。
考えさせられる問題だと思います。スポーツとお国柄のお話。

ラーメン経済学(笑)

最近リサイクルショップがマイブームです。時間ねえのに!
フラフラと……クルマがある日なんかは特に。
仕事増えると遊ぶ時間が減って支出が減るんですが、今まで買えなかったものを買おうかな、という気持ちになる。
でも、かといって豪遊とか散財はしたくないから、安く買いたいとは思うわけで。
自然とね、リサイクルショップめぐりという安上がりな趣味が出来てしまいそうです。


地元に古くからあるリサイクルショップといえばハードオフ
でも最近はいたるところにリサイクルショップがオープンし始めています。景気悪いですからね。
たとえば大津市(といっても草津市との境目)には、こないだお宝ザクザクなるリサイクルショップが出来ましたしね。行ってきましたよ。

余談ですがここのリサイクルショップは一部商品にTwitter割引制度があるんだけど、まだ数十人しかフォローしてないみたい。とりあえずアカウント作ってフォローさせるだけじゃなく、もっとがんばれよ!


デカイし、品揃え豊富だし、他店(特にイオンモールにあるSUNMUSIC HYPER BAZAAR イオンモール草津店)よりも安い。
この2店がかなり近い時期に出来て争うことになるんですが、HYPERBOOKSの抱える弱点が、安くないことですからね……。
でもどちらも品揃えに個性があって面白かったですよ。


ここまで序章。ここから本題。
その2店舗(とくに前者)の近所に、幸楽苑というチェーンのラーメン屋があります。
なんてことない、ただのラーメン屋なんですが、中華そば290円という安さをウリにしています。
以前はもっと近所にもあったんですが、潰れてしまいまして……せっかく近くまで来たので久しぶりに行ってみたんですが。

店内に入る。強烈な違和感。店内のどこにも「290円 中華そば」掲示がない。まったく押していない。


メニューを開く。

左上から目線を流して右下、やっと見つけた。
でも迷う。他のラーメン見てしまったから迷う。なんか他のラーメンも美味そうじゃねぇか。
特にこの特製醤油ラーメンなんか、中華そばと100円しか変わらねーや。



誘惑に負け、390円(税別)の特製醤油ラーメンを注文してしまう。
付加価値に負けた19歳の秋。しかもメニューの写真と違ってナルトなかったし。そんな細かいことでキーキー言うのも嫌だから黙ってたけどねw



これは邪推だけれど、このメニュー配置にも恐らく意味があって、もし左上が290円の中華そばだったら、そればっかり注文されてしまう可能性が高いんじゃないかと思う。
一旦全部のラーメンを見せてから、しかもわりと見つけにくい場所に中華そば。で、迷わせる。
さっきの特製醤油ラーメンなんて店内掲示とかメニューの表紙とかでバンバン押してたんだぜ。
中華そばの存在を疑ったよ。完全に上級財だよ特製醤油ラーメン……。

例えばはなまるうどんのかけうどんだけが特別安いように、ひょっとしたら290円の中華そばの利益率は低いのかもしれない。だから他のラーメンも頼ませないと経営が成り立たないとか。
店外のノボリで290円をアピールしている割には、店内掲示では一切押していない。
安さの押しでとりあえず店に入らせて、中で積極的に他のラーメンを頼ませるのでは?
そう考えるといろいろ奥が深い。

「ラーメン経済学」って調べるとコストとかの面で面白そうやけど、これでもう誰かが博士号まで取ってそうな予感がする。

ラーメンの経済学 (角川oneテーマ21)

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ラーメンの文化経済学 (文化経済学ライブラリー)

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ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣

ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣

ほら、書籍もこんなに……あれだろうね、経済学的には研究しつくされたジャンルなような気がするね。


ごちそうさまでした。

冬の磁石


大好きな冬の歌、置いておきますね。

なんかまだ昼間は20度台中盤とかいうよく分からない暑さですが、それでも11月になり、じわじわと冬を意識するようになりました。
10月上旬に書いたきり1ヶ月もブログを書かなかった。書いたところでロクなこと書かないけどさ。

この1ヶ月間、いろいろと派手にやらかしておりました。
車中泊鈴鹿サーキットに行きF1日本グランプリを観戦(10月8日〜9日)。小林可夢偉の結果は芳しくなかったけど、思い出に残るイベントになりましたしね。
詳細なレポート書こうか悩んだんだけど、デジカメがなかったからほとんど写真がなくて……しかも携帯もよく切れてたし。
同行していた(というか、連れていってくれた!)友達がスマートフォン+電池ブーストで2ちゃんねる無双していろいろと助けてくれたおかげで楽しいグランプリになったけど、エネループを使ったモバイルブースターの購入を真剣に考えましたよ……。


あとは、ずっと取らないで来ていた英検2級の筆記試験を瞬殺してきたり。高校生でも取れる人いるくらいだしね。
試験時間が70分くらいあったはずだけれど、半分で終わらせて寝てた。それでも9割ほど取ってきてるから、まあいいでしょう……。
それよりもリスニングが苦手(集中力が続かない・聞き取れない)のを何とかしないといけない。慢性的というか、高校時代からずっと苦手なんですよね。



仕事の面に関しては、勤労厨してます。
9月の間はそこそこ働いて、10月に入るとレギュラーを外れてフラフラしてましたけど、10月下旬からは一駅隣に転勤になりそこからは行かなきゃいけない日が多くて多くて……。
アベレージで週4で行ってますね。とにかくやることが多い。
前職と、やることが違ったり職場の雰囲気が違ったり考え方が違ったりで戸惑うことも多いですが、なんとかやっていけそうです。
ただ、冬休みも労働厨(ちゃんとそれに見合ったお給料は頂いているので社畜とは呼ばない)することはほぼ確定なんですが、果たして狙った日に休みはもらえるのでしょうか。
交代をお願いするのも結構大変ですからね。図書館とのダブルワークには本来向かないかもしれない……。
ついでに言えば大学まで遠いのも泣けますが、それも文句を言い始めたら仕方が無いですからね。あと3ヶ月の辛抱だ。
仕事がうまく行かなくて大変なのも、仕事が決まらなくて大変なのも、痛いほど経験したんだから、このくらいじゃへこたれません。
お金が無いのももう嫌だしね。いろいろとやりたいこと、行きたいところあるし、P.S.の夏合宿行けなくて涙を流した(誇張表現)のも金銭的な理由が大きいわけだし。
ただ、そのせいでP.S.の打ち合わせやイベントに徹底して参加できていないという……EVE祭のための月例会にすら行けないってどういうことなの。
この関係のこと考えると腹切って死にたい気分になるんです。いくら金と時間はトレードオフだとはいえ……。
で、金だけは溜まりそうです。大学生男子としては並レベルかもしれないけど、あんまり長時間働く体力も身体能力もない自分にとっては、こまめに細かく働くしか仕方がないんですよね。


で、やっぱり自分が学習してきた方法が一番だから、可能なかぎりそれに近付けた環境を提供しなければならないな、と強く思ってみたり。
反復と暗記からしか強力な定着は生まれないわけで、それを促進するにおいてはやっぱり学志舎にいた頃のことをどうしても思い出さずにはいられないんです。
高校時代も英単語テストのあったクラスとなかったクラスでの語彙力の差が強く現れていたわけで……。
勉強は暗記じゃないとか言う前に、ある程度やっぱり手足のように使いこなすべきものは、なんでも身体に染み付かせておかないといけないなぁという思い出話です。


あ、草津市の成人式の運営にも携わり始めました。しかも壮大な大立ち回りでソロワークを始めています。まだ関係者以外には秘密だ……!
偶然とはいえ市にいろいろな方面から関わるようになりました。失敗したもの、待機中のものも含めてこれで4例目というね。実質2例目だけどw
まあ今後どうなっていくかわからないし、草津にいられる間に出来ることやっときゃいいんじゃないかな。


そんなわけでトータル面では急激に忙しくなりました。
学内でスーツを着て歩いてても突っ込まないでください……。