ラーメン経済学(笑)
最近リサイクルショップがマイブームです。時間ねえのに!
フラフラと……クルマがある日なんかは特に。
仕事増えると遊ぶ時間が減って支出が減るんですが、今まで買えなかったものを買おうかな、という気持ちになる。
でも、かといって豪遊とか散財はしたくないから、安く買いたいとは思うわけで。
自然とね、リサイクルショップめぐりという安上がりな趣味が出来てしまいそうです。
地元に古くからあるリサイクルショップといえばハードオフ。
でも最近はいたるところにリサイクルショップがオープンし始めています。景気悪いですからね。
たとえば大津市(といっても草津市との境目)には、こないだお宝ザクザクなるリサイクルショップが出来ましたしね。行ってきましたよ。
余談ですがここのリサイクルショップは一部商品にTwitter割引制度があるんだけど、まだ数十人しかフォローしてないみたい。とりあえずアカウント作ってフォローさせるだけじゃなく、もっとがんばれよ!
デカイし、品揃え豊富だし、他店(特にイオンモールにあるSUNMUSIC HYPER BAZAAR イオンモール草津店)よりも安い。
この2店がかなり近い時期に出来て争うことになるんですが、HYPERBOOKSの抱える弱点が、安くないことですからね……。
でもどちらも品揃えに個性があって面白かったですよ。
ここまで序章。ここから本題。
その2店舗(とくに前者)の近所に、幸楽苑というチェーンのラーメン屋があります。
なんてことない、ただのラーメン屋なんですが、中華そば290円という安さをウリにしています。
以前はもっと近所にもあったんですが、潰れてしまいまして……せっかく近くまで来たので久しぶりに行ってみたんですが。
店内に入る。強烈な違和感。店内のどこにも「290円 中華そば」の掲示がない。まったく押していない。
メニューを開く。
左上から目線を流して右下、やっと見つけた。
でも迷う。他のラーメン見てしまったから迷う。なんか他のラーメンも美味そうじゃねぇか。
特にこの特製醤油ラーメンなんか、中華そばと100円しか変わらねーや。
誘惑に負け、390円(税別)の特製醤油ラーメンを注文してしまう。
付加価値に負けた19歳の秋。しかもメニューの写真と違ってナルトなかったし。そんな細かいことでキーキー言うのも嫌だから黙ってたけどねw
これは邪推だけれど、このメニュー配置にも恐らく意味があって、もし左上が290円の中華そばだったら、そればっかり注文されてしまう可能性が高いんじゃないかと思う。
一旦全部のラーメンを見せてから、しかもわりと見つけにくい場所に中華そば。で、迷わせる。
さっきの特製醤油ラーメンなんて店内掲示とかメニューの表紙とかでバンバン押してたんだぜ。
中華そばの存在を疑ったよ。完全に上級財だよ特製醤油ラーメン……。
例えばはなまるうどんのかけうどんだけが特別安いように、ひょっとしたら290円の中華そばの利益率は低いのかもしれない。だから他のラーメンも頼ませないと経営が成り立たないとか。
店外のノボリで290円をアピールしている割には、店内掲示では一切押していない。
安さの押しでとりあえず店に入らせて、中で積極的に他のラーメンを頼ませるのでは?
そう考えるといろいろ奥が深い。
「ラーメン経済学」って調べるとコストとかの面で面白そうやけど、これでもう誰かが博士号まで取ってそうな予感がする。
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