おおきに。

滋賀県の人間にしては珍しく、というか若い人間としても珍しく、俺は「ありがとう」の代わりに「おおきに」をよく使います。


商売人であり技術者でもあった祖父、そして商店街で生まれ育った父の影響なのですが、なんか、「ありがとう」っていう言葉だと重いとか恥ずかしいとか、「ありがとうございます」ほどフォーマルじゃないとか、でも「どうも」では足りないし感謝の気持ちも伝えたい。そんなときに「おおきに」を使う。
父親と俺とは見た目から考え方から正反対なんやけど、それでも親子なんやなぁと思うのが、俺とそっくりな声であることと、あとこの話し方ですね。つい影響されてしまう。
なんか大阪のほうだとまだ中高年の方が使ってるのかな?どうなんやろ。


大阪弁完全マスター講座 第一話:おおきに


使うのは口で話してる時だけかな。書き言葉では使わないな。
例えば食堂とかレストランで外食して、勘定したり食器下げたりした時に「おおぎに、ごっつぉさんです」とか、バスから降りる時に回数券やカードを通した時に「おおきに、すんません」って言う。そして去るw
そういうのしませんか? せえへんよね、うん。
相手がおっちゃん/おばちゃんやと喜んでくれはるし、喜んでくれることはあってもまあ怒らせたり悪い気はせんやろと思って俺も言っているんですが、レストランとかミスドの若い店員さんとかだったらたまにキョトンとされますねw
数日前にツレとラーメン食べに行って言ったら笑われたし……そんなおかしいか?


まあそんなわけで、少数派とわかりつつ「おおきに」って言ってます。まる。