1年ぶりのライブ

京都は鞍馬口hanare×Social Kitchen
アコースティック軽音サークル『P.S.』でぼっちでライブしてみた。そして大破した。
幾多のミスと、自分でもミスなのかアドリブなのか分からないものの数々。HAHAHA!
歌詞はともかく曲名を間違えたのをあとで気付いたのは秘密。

えー、というわけでやってみましたの。キーボード弾き語りで(これが珍しいらしい……俺にとっては出発点)、3.5曲くらい?
その1、I for you/LUNA SEA
これをやると言ったときの、「ちょwwおまwwLUNA SEAとかww」というリアクション欲しさにやりました。元々は某名門高校で結成されていた「Be-minor」というバンドのレパートリーだったんだけど、それを見てパクった!

その2、ベルベット・イースターピカデリー・サーカス/松任谷由実
『YUMI MATSUTOYA CONCERT TOUR 2009 TRANSIT』の1〜2曲目で披露されていた、1曲に繋げたVersionをやってみる。
もう少しメジャーな曲にしたらよかったかな?

その3、君は僕の宝物/槇原敬之
初期(『僕』三部作)のマッキーの中で俺がいちばんの名曲だといえる曲。
これは昔からの手癖というか、歌い慣れた曲だったのでセレクト。



ステージはこんな感じでシンプルに。ステージって言うかワンスペースですね。
もっと大阪ケイオスカフェみたいな感じを最初は想像してたけど、それはそれ、これはこれ。
より簡素に、なおかつお安く、という感じ。本当に簡素だったけど、そのprimitiveさが欲しくて俺もP.S.に来ましたので。



P.S.の特徴の一つであるソーシャルメディアについて、どこまで深く話そうかと思ったけど、極めて単純なところにとどめておこうかな。
Twitterで地理的要因に左右されずにコミュニケーションが取りやすいとか(そもそもP.S.を知ったきっかけがそれだったのだ)、そういうことは前々から感じていたけれども。
でも今回何が嬉しかったって、会場に来られなかった人とか、他大学の親しい友達がUStreamを見てくれていたっていう、それが何よりも嬉しい。
はっきり言って、他サークルのライブって見に行きにくいしね、それが気軽な形にオープンになるっていうのは、ものすごい革新なのかもしれない。
この1年で、坂本教授Ustream)や『すくつ』(PodcastUstream)みたいなインターネット配信のものにお世話になってきたから、終わって何を思うだろうかと考えたが、実はこんな単純で無邪気な喜びだった、というオチ。
特に前者は、P.S.に俺が入った時期と、#skmtsプロジェクト(前述のリンク先参照)が動いていた時期とがほぼ同時だったから、概念というか思想的にものすごく強い影響を受けたと思う……会場セッティング的にはやや違うかな。



P.S.でライブする、までとりあえず行き着いたので、ここまでの、人の運命の話
入学当時とんがりぼうしに入ってアンシャンテ⇒テトラポッドとバンドをやって、最後までレジスタンスを続けたけど結局ライブできなくて、それをきっかけにして資金的な問題や自分自身の思想・嗜好、身動きの取りやすさなどいろんな理由でP.S.に移籍した。最後ギリギリまでとんがりに残るつもりだったけど、今となってはサークルを移ってよかったと思う。
それが、遅かれ早かれP.S.に移籍したのであっても、テトラポッドを締めたあの瞬間で移籍できたことは、とんがりぼうし内で俺の立ち位置が泥沼化しなかったという意味でラッキーだったし、ましてやもし去年の12月にテトラポッドできっちりライブしてようものなら、今の俺はどうなってたか分からないもんね。そう思えば、ライブ出来なくて良かったのかも、と今では思う。
人の運命は本当に分からない。同志社に来たこと自体、高校3年生になるまではありえない可能性だったわけだから。


相互認識について
P.S.ではTwitterでのニックネームが通名になってるからか、なめくんって呼ばれる機会が増えたなぁ。人間が他人を認識するだけなら本名(フルネーム)って大してインポータンスはないのかもしれない。例えば「土佐守」でも、「リリー・フランキー」でも。一定コミュニティー内で(俺の場合はどこに行ってもだけど)他の人と区別出来ればいいんだから。究極的には番号でもいいんだろうがそれはさすがに味気ないww
っていうかどこに行ってもそう呼ばれるように仕向けたのは自分自身なんだけどね。
ただ、HNのもとである苗字が、自分で得たアイデンティティではなく、完全に偶然の産物で手に入れたものでしかないというのが唯一気に入らない。
それでも、人と違っている(それを認識の材料とし、覚えてもらうための目印にする。良い悪いの限定はない)ことを成立させるだけでも大変だと最近は思っているのに、ましてや「突出している」状態になるのって、やはり難しいのだなぁ。


オンラインでよくコミュニケーションをとっていても、顔を合わせたのはライブの日が初めてっていう人もいた。
オンラインだけの状況をなるべく早く打開したいから、可能なかぎりP.S.のイベントには顔を出してるんやけどさ。
その違和感というかギャップというか矛盾こそ、ソーシャルメディアを利用して積極的にコミュニケーションを図る(すなわち、忙しくてサークルに時間を割けない、行けない人が疎外感を感じないような)方法が実践されている証拠なのだと思うのです。
なんていうか、授業サボってまでサークルにどっぷり浸かってる奴が得して、真面目に両立させようとしてる奴がバカを見るってイヤやん、と。


そして、サークルはまだまだ続けられそうです。趣味は無理なくsustainableである事がいちばん大事であると思ってるし。
先輩のご厚意で声をかけていただいたので、早速次の計画の準備にじわじわと入っておりますです。