【けいおん！】映画化ぼろもうけ？

さて、もう至る所で『けいおん！』映画化が話題になっちゃってるもんだから、俺ももう少しだけ生き延びてみようかと思う今日この頃でございますが。

そんな時にふと思った。「あれ、これ予定通りじゃね？」
というわけで少々調べてみた。
アニメは多すぎるので諦めたが、映画化されたドラマが一体どのようなタイミングで決定・公開されてきたのか。

ケース１
『西遊記』
ドラマ開始：2006年1月〜
ドラマ平均視聴率：23.2%
映画アナウンス：2006年3月
映画撮入：2006年10月
映画公開：2007年7月
興行収入：44億円

これを見るだけでも、ドラマ放送中に（ある程度反響を見ながら）映画化の決定までは可能なことが分かる。
もっとも、撮影開始まである程度間があるので、具体的な企画はじっくり考える時間はあっただろうね。

ケース２
『ガリレオ』＆
『容疑者Xの献身』
ドラマ開始：2007年10月〜
ドラマ平均視聴率：21.9%
映画撮入：2008年初頭
映画公開：2008年10月
興行収入：49億円

映画のアナウンスがいつはわからん。
これもドラマ放送中または放送直後くらいに映画化が決まったと思われる。
世間的にはこのへんから龍馬伝の今あたりまで福山無双が始まってますね。

この２つは、ドラマが1シーズンのみで映画化に移行したパターン。
どちらも第1回が最高視聴率をたたき出してるという共通点がある。
そこから多少下がっていくのは局側も百も承知。
だからそこら辺の数字を見て決定してしまったんだろうね。ちなみにどちらも月9。

ケース３
『スシ王子！』
ドラマ開始：2007年7月
ドラマ平均視聴率：7.5%
映画アナウンス：ドラマと同時
映画撮入：2007年夏ごろ
映画公開：2008年4月
興行収入：3.65億円

実は映画が先行した企画であり、ドラマはそのプロローグ的な
意味合いだったらしいが全体的にコケている。
興行収入爆死ですよね。これはドラマをやったことで結果良かった（マシだった）のか悪くなってしまったのか、判断がつきません。

ケース４
『ごくせん』
ドラマ開始：2002年4月⇒2005年1月⇒2008年4月
ドラマ平均視聴率：17.6%⇒27.8%⇒22.6%
映画アナウンス：2009年3月？
映画撮入：2009年春頃？
映画公開：2009年7月
興行収入：35億円

こっちは逆に人気が定着してから満を持して映画化したパターン。
それでも興行収入は目標の40億円に届かなかったが。
何が売れるかの基準がよくわからん。「売れない基準」はなんとなくわかってくるんだけど。

ケース５
『LIAR GAME』
ドラマ開始：2007年5月⇒2009年11月
ドラマ平均視聴率：11%⇒11%
映画アナウンス：ドラマ2ndと同時
映画公開：2010年3月
興行収入：30億円前後？

これは深夜ドラマから始まり、その時間枠にしては11%という驚異的な数字を出したので、2ndと映画を思い切って同時に行ったパターン。
深夜からのし上がったのはTRICKとかもそうですよね。

例えばこれと同じフォーマットで『けいおん！』とほぼ同じ形式で映画化を発表していた『涼宮ハルヒの消失』を表記してみるとこうなる。

ケース６
『涼宮ハルヒの憂鬱／消失』
アニメ開始：2006年4月⇒2009年4月
アニメ平均視聴率：？？？
映画アナウンス：2009年9月
企画開始：2期と同時進行
映画公開：2010年2月
興行収入：8億円+α

ケース７
『けいおん！（！）』
アニメ開始：2009年4月⇒2010年4月
アニメ平均視聴率：1.9%（1期）ただし録画率高し
映画アナウンス：2010年9月
映画撮入：まだなんです！
映画公開：決まってない！
興行収入：多いといいね！

キャストにも知らされてなかったってのはマジな話なんだろうか。
主要スタッフだけしか知らなかった可能性は大いにある。
興行収入は……12億円くらい行くかなぁ。
最初から館数多めで行けそうだし、それなら尚更ライトな視聴者も見に行きやすくなる。コアなファンはほっといても行くｗｗ

まあ、つまるところ何が言いたいかというと、『消失』の時みたいに、京都シネマみたいな小さい館だけで上映することは多分ないんじゃないかなと。（あれは多分フィルム本数が少ないんだと思う）
だから館から館へリレーされるのは別にいいんだけどね。
待てば必ずイオンモールKYOTO＆草津にもやってくると思うけど、京都（or大阪）での最初の公開はどこになるんだろう。

アバターとかと同クラスは「ねーよｗｗ」だけど少々は拡大されると踏んだ！

いやむしろアイルトン・セナの映画を二条まで一緒に観に行ってくれる人募集中。
アニメじゃない映画を観に行くのってずいぶんと久しぶりなような気がするんだ。