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ハイブリッド・スポーツカーについてのお話をしましょうか。

写真はホンダ・CR-Zの昨年のショーモデルです。


mixiでよく見かける“CR-Z”の文字。どうやらニックネームに“CR-Z”と入れると抽選でホンダ・CR-Zが当たるとか当たらないとか。CR-Zとは何ぞや!?とお思いの方も多いでしょうし、俺としたら嫌でも忘れられないレベルでその名前を見せつけられております。なんちゅう宣伝効果!というわけで今回はホンダグリーンマシン3号、CR-Zのお話。


かつてのホンダは、1.5〜1.6リッター級の小型車ラインナップに、CR-Xというライトウエイトスポーツカーを設定していました。後にシビックタイプRの登場などによりその役目を終えてしまいましたが、狭いキャビンの2ドアで(一応2by2の4人乗りではある)、これがいわゆるボーイズレーサーと呼ばれるカテゴリーのクルマだった。時代は少しずつズレますが、トヨタハチロクがいたり、マツダユーノス・ロードスターがあったり、日産のシルビアとホンダのプレリュードが“デートカー”の座を争ったりしていた楽しい時代でした。
しかし時は21世紀、地球温暖化問題が声高に叫ばれて久しく、メーカーも想いはともかく建前としては、スポーツカーを悪として排除し、環境に良いクルマ作りに勤しむことを優先させざるを得なかったと思うのです。
しかし、2002年夏の排ガス規制強化に伴うスポーツカー大量を経てもなお、メーカーはあきらめていませんでした。水面下での開発が続けられたGT-RやLFAはすでに普通に買えたり、デリバリーが決定していたりしますが、このCR-Zもまた、何年も前から“デカビート”として自動車各誌に報道されていたので予感そのものはざっと5年くらい前からありました。


で、今回の東京モーターショーですよ。FT-86LEXUS LFAと並んでお話しした通り、もうびっくりしましたね。先代オデッセイ辺りから始まった今のホンダデザインのノリはそのままに、それこそ弾丸のようなボディを作ってしまった。ハイブリッド専用車らしくリヤはあまり下がらないフォルムで(このデザインが有効なのは知ってるけど、いったいどう効くの?)。今発表されてるスペック表を見ていても、1.5リッター+ハイブリッドで、1.8リッター相当くらいの動力性能はあるでしょう。確かCVTで1,160kgくらいだったと思いますが、パワーウエイトレシオ(パワーと重量の比)を考えたら、確かに2リッター車に対抗できそうな気がする。今時1,200kgを切るクルマなんてヴィッツみたいな小型車くらいだし、軽自動車も1トンを切ってない奴がゴロゴロいる。エッセとかは軽いけれど質素だ。


でも俺はこんなスポーツカーを待っていたんです。悪い言い方を敢えてするなら、ハイブリッド印の印籠を片手に、誰にも気兼ねなくスポーツドライビングを楽しめるようなクルマを待っていたんです。もうスポーツカー好きも、肩身の狭い思いなんてしなくてもいい。思い切り楽しんで走れる。スポーツカーとエコの新しい共存の形を、ハイブリッドカーの技術の進歩が可能にしてくれた。
カタログ燃費は25km/L辺りになっていますがそんなことはどうでもいい。去年クルマ雑誌で読んだプリウスの感想に「どんなに荒く走らせても10km/Lを切らなかった」というのがありますが、もしそれがCR-Zにも当てはまるというのなら、それこそ素晴らしいじゃないですか。
ただちょっと値段が高いのが悩み。200万円くらいなら欲しい!と思っただろうけれど、250万円を超えたら若造には手が出せません。


俺は別に必ずしもガソリンエンジンじゃなくてもいいんです。30〜40年したら全部電気自動車になっていても(安全性の問題はともかく)、それはそれで構わない。仮にトヨタのi-unitが自動車の行き着くひとつの終着点だというのなら、俺も多分おっさんになったら乗っているでしょうね。結局は自分がカッコいいと思うスタイルで、自分が乗って楽しめるというのなら、何で動くかについて必要以上にこだわる必要はないんじゃないかな。まあ、馬に牽引されたりしたらさすがにちょっと残念な感じはするけれども。


トヨタとホンダ、それぞれ独立したメーカーが日本でハイブリッド合戦を繰り広げていますが、他のメーカーはやや遅れが目立ちます。日産はようやくフーガのハイブリッドを投入出来たみたいですが、三菱はi-Mievこそあれ個人向けハイブリッドカーは皆無。同様にマツダの水素ロータリーを搭載したRX-8なんて法人じゃないと買えませんよ。まだまだ新世代の動力が普及するまでには時間がかかります。自動車は絶えず進歩していますが、根本的な仕組みはもう何十年も変わらないまま。強いて言うならアレックス・イシゴニスのローバーミニあたりからはそれほど飛躍的な変化があったようには思いません。


長々とクルマの話を続けてきましたが、疲れたので方向転換。まずは3年1組の文集の弁解から始めましょう。

文集の“変な人”“音楽狂”“耳がいい”“外国人っぽい”“雑学王”“インドア”1位、“携帯中毒”“不思議な人”“ヲタク”2位、“PC詳しい”3位。
おとなしくしてたのになんかえらくぶっちぎってる。あくまでイメージだけど、本当は別にインドアではないです。最低3日に1回は外出しないと発狂するので、京進はその意味でもありがたかった。
マイPCは今のところ持っていません。変人呼ばわりは慣れました。自覚もある。極悪人と呼ばれるよりマシです。外国人っぽいというのは、やっぱりエキセントリックというか異文化に生きてると見なされた……?普段は8割方は夕食のことしか考えてないけど。
雑学好きなのをどうしてみんな知っているのでしょう。俺そんないろいろ喋ったかな……耳も聴力、音感とも実際にいい方だけど何故分かる……自分で思ったよりも認識されているのか?だいたいクラスの中なら常時“カクテルパーティー現象”状態だったような気もしますが、そんなこと誰かに言ったかな。ちなみに2階にいても1階で箸を取り出す音は聞こえます。それを合図にリビングに降りてきたりもします。
不愉快じゃないしむしろネタにしてくれてありがとうだけど、毎度(毎年)のことながら苦笑いしか出来ないですね。喜んでいいの?


やばいやばい。携帯のバッテリーがすぐ減る。もう寿命か。


山科のジャンカラまで久々にカラオケに行ってきました。ずっと歌う機会がなかったユーミンやhideやLUNA SEAつじあやのなどなどを初めて投入。米米CLUBを歌い忘れましたが。松任谷由実『埠頭を渡る風』は30年以上前の楽曲ですが、その実感がまったく湧かない。何度聴いても飽きないし。名曲です。
あ、五木ひろしの『待っている女』もジェロのカヴァーバージョンで披露させていただきましたよ。趣味としても演歌は好きですし、得点もものすごく高い。一時的DAMでは80点取るのも大変だったのに、大きく口を開けて明瞭な発音で歌うようになってからは、また点数が上がってきましたよ。
今日は未だかつてなかったくらい上手く、力強く歌うことが出来ました。しばらくカラオケに行かなかった間に歌もずいぶんとパワーアップしましたね。もっともっと上手になって、あの日の『真っ赤な空を見ただろうか』を超えるくらい他人様に喜んでもらえるようになりたいな。


ギター班の後輩さん方から頂いた寄せ書きを見て思うこと。
俺は仮にも部長だったから、後輩全員とコミュニケーションを取ったわけですが。さすがに1年生は春から夏までの短い間で(しかも空白期間がそれより長い、と)書けることを探すのは大変だったようで、付き合いの長さに反比例してメッセージに苦労の跡が滲み出ています。コレは図書委員の後輩さん方も同じく。
でも2年生はやっぱり1年以上の長い付き合いがあるからでしょうか、滲み出ているのは苦労ではなく個性です。一緒にバカなことをやりながら、俺のことを(ある程度建て前ではあっても)どのように思ってくれていたか、彼らにとっての俺は――もちろん一日の長ではあるが――どういう先輩だったのか。それをしみじみと考えていると、本当にいい後輩達だったとまた思える。何度読み返しても、読み返しただけ感動と感謝が増えるばかりで、涙もろい俺にはいささか涙腺への刺激が強すぎたかもしれません。
俺がこのギター班でやるべきことはもうありません。活動の様子を小耳に挟む限り、お世辞抜きで彼らは俺よりも遥かに積極的だし演奏技術も上です。ギターって最初はみるみる上達するけど、趣味でやっているうちはある程度から先はなかなか伸びないんです。
一度は消えかけたギター班の灯は、俺の2年間である程度また大きくはなったけれど、彼らはまだまだ大きくしようとしている。強いてやりたいことがあるとすれば、今度の湖風祭にOBとして顔を出させていただくことくらいでしょうか。それも今年限りでしょうしね。知らない先輩が来るのもウザいじゃない。


外出する時にジャケットにハンチングというのはかなり怪しげなもんですな。「やくみつるみたい」と言われました。明らかに齢十八の若者のセンスではないけど、レトロ趣味と呼んでください。自分が渋く見える服装が割と好きなんです。みんなと同じようなモノや趣味よりも、自分のトレードマークになるくらい個性があった方がいい。個性を出そうと思って流行りに乗っかっているだけというのが一番良くないと思っていますからね。