あけましておめでとうございますか?

2010年です。

.C.アイスベキオンガク

長かった2000年代に別れを告げ、10年代に入りました。あけましておめでとうございません。今年もよろしくお願い致しません。
新年早々問題発言だらけの年賀メールを受け取った方々、当たりです。それは俺の本性ですよってに。


いやあ、いい年末でした。『けいおん!』2期は決まるし、茅原実里カウントダウンライブは運営のいい加減さが露呈するし、2ちゃんねるの紅白実況板があまりの白熱ぶりにムゲンノカナタヘ飛ぶし、ロケみつ総集編ブログ旅の稲垣早希ちゃんが頑張ってるから見てて元気になるし、レコード大賞は一番応援してたEXILEが取ってくれたし。『Someday』聴いてると楽しくなります。


槇原敬之20周年記念ベストアルバム『Best LOVE』『Best LIFE』を買ってきました。ポイントが1000円返ってくるはずが店員の勘違いで600円しか返ってこなかった。混んでたし抗議する気も失せたけど。400円であんまり騒ぎ立てるのもクレーマーみたいで嫌だったから諦めた。器量の小さな――普段の俺ならもっと違う言い方で“○○○○の○○な○○”って言うね――客だと思われるのが嫌でな。財政的余裕はありませんが。かがやき通りのHYPER BOOKSってなんか店員の教育が良くないんですよ。木川は大丈夫やねんけど。だからもう使わないことにしようかしらん。


『Best LOVE』『Best LIFE』共々、ニューアレンジの曲がなかなかに面白うございます。ほとんどライブアレンジなんかを元にしてるし、こないだのキーボードマガジンに詳細な記述があったので予想はつきましたが、総括すればギターサウンドの使い方が非常にカッコ良くてですね、これはもう聴けとしか言いようがないわけでございますが、わりと取っ付きやすい選曲だと思うので一般の方にもオススメですよ。『世界に一つだけの花』『君は僕の宝物』『彼女の恋人』、ジャズ好きな俺にとっては『冬がはじまるよ』のビッグバンドバージョンも良かった!どちらにせよアレンジから入るとギターのせいでちょっとイメージ違うけど90年代のマッキーを知ってれば大丈夫。アレンジを一言で言うなら“男っぽい”。


新年なので地味に筆名を変えてみました。本名みたいな筆名をコンセプトに。由来はありますが長くなるうえにややこしいので省きますが、大前提として訓読みでも音読み(有識読み!生きながらにして!あつかましい)でもどちらでも行けるようにというのはありますね。俺の本名が有識読み不可能なので有識読みに憧れているのもある。というわけで読みはどちらでもかまいません。というか筆名が必要な状況が実のところあんまりない。ブログに設定しなきゃいけないからっていうだけですね。でも自分の名字と“Take Five”でくくっても見つからない。ざまあ見やがれって言ってもいいのかな。


紅白歌合戦がこんなに楽しいと感じたことは今までなかった。何もかもを受け入れられるわけじゃないけど、やっぱり紅白っていいなあと。じゃあマイナス面は先に列挙してしまいましょう。
水樹奈々のファンが変な歓声あげるわ、8時ギリギリに子供に歌わせるわ、民放の両さんにコーナー引っ張らせ案の定引き分け、永ちゃんは歌詞を間違えまくってあまつさえ歌詞字幕停止、中居正広の言葉遣いは怪しいし(“くれぐれも”に続くのはBe carefulの類しかないと思うんだ)、美川憲一は昨年にもまして迷走、メガ幸子は金かかってるにもかかわらず妙に気持ち悪いし、ジェロは去年と同じ歌を歌わせるし!


さて、それでも楽しかったことはたくさんありました。それについてもちゃんと書きましょうかね。


阿部寛はやっぱりいつもカッコいい!NHKにもかかわらずTRICKの話なんかいいのかよとは思ったけれど、阿部ちゃんも仲間由紀恵も俺の好みピッタリなんですよね。年食ったら、身長以外は阿部ちゃんみたいになりたいと思うのが常でございます。


いろんな人に水樹奈々を見てもらえたのは嬉しかった。尺が短かったのは残念だけど、あんまり引っ張ると前述した“間違った歓声”が入るし仕方ない。
31日の昼に確認のために今年2月のMUSIC JAPAN見たけどその『深愛』は本当に酷くて、その日は調整が出来なかったみたいで本当につらそうだった。
今回ももう少し喉が暖まると良かったけど、でも自分のライブでないことを考えるとコンディションはやっぱり最優先で出来る限りやってきたのが見えた。
衣装も好きですよ。みのりんとは違うベクトルで年齢を感じないですね。美人か可愛いかで言えば後者。


TOKIOが例によってカッコ良かったのと、個人的に良かったのが坂本冬美水樹奈々が演歌歌手の誰かの応援に入るのは元・瀬戸内カラオケ大会荒らしとしては当然です。
レコード大賞でも見たけど、『また君に恋してる』は原曲よりこっちの方がいい。そこで母と意見が割れました(岩崎宏美に歌わせたい気持ちも分かるけど)が、俺は冬美さんの声はいいと思うんですよ。
ちなみに観客が「冬美ちゃーん!」って声かけてたけど、ああいうのは演歌界のお約束です、念のため。


嵐こそ歓声が会話の邪魔になってただろ!と思いつつも彼らに罪はありません。一番脳味噌が回転しているのか、櫻井がよく話してたのは良かったのか悪かったのか判断つかない。


やっぱり冬は石川さゆりを聴かなきゃ越せません。『津軽海峡・冬景色』のない紅白なんて考えられない。
幼い頃には祖母がよく教えてくれました。今でもよく音楽の話はしますね。おばあちゃん子だったし(これも今もかなー)。弁当のおかずとかでも現在進行形でお世話になってるし、こないだも餅つき(マシンで)してたところでしたね。余裕出来たらまた紅白の話がしたい。水樹奈々に着目してくれてたらいいな。


メガ幸子は大仏扱いでしたね。ありがたやありがたや。こんな言い方は新潟の方々に失礼だろうけれど、中越地震の時の自粛モード(ノーマル着物幸子)の方が良かったと思うのは決して私だけではないはずです。


いつ見ても久石譲はオーラが違います。あんな作曲家になりたいな。


なぜかクラシックでアイデンティティの証明をする羽目になって5年経つ平原綾香の付き添いになぜかやってきたのは我らがマッキーの従兄ローリー寺西(旧芸名)!日本最強のギタリストの1人であり、無駄に最強という意味では間違いなく日本一、かつてはお茶の間を凍り付かせる問題発言や自ら望んだお笑い系ミュージシャンとしての扱いもありましたが何だかんだで腕は一流です!なぜ平原綾香のクラシックにあそこまで合わせて行けるんだ!カッコいいぜ。


ここ1年ほど、つい目がいくのがヴァイオリニストの宮本笑里さん。黒髪の綺麗な俺好みの美人でございます。天地人のエンディングでもおなじみですね。最近はポップス系の仕事も増えてきたみたいで、ヴァイオリン奏者というよりセッションミュージシャンみたいに見えてきた。いいのか悪いのか。


「あ、ROLLYやん!」「宮本さんやん」「オグちゃん(ギタリスト、山弦小倉博和さん)や!」「cobaさん(アコーディオン奏者)やんけ!」などなど、歌っているアーティストよりバックのサポートミュージシャンに過剰に反応する俺、唖然とする父、という構図が非常に面白いです。うちの親父に限らず、ほとんどの人はまあ間違いなくサポートミュージシャンに興味はないでしょうしね。
でもサポートミュージシャン繋がりで辿って行くと、意外な人が意外なライブやツアーやミキシングに参加してて非常に面白いです。例えば槇原敬之のオーケストラコンサート“cELEBRATION”に参加しているドラムの松永俊哉さんは水樹奈々サポートバンド“cherry boys”にもどっぷり参加してて、LIAR GAMEサウンドトラックとcapsulePerfumeを手がけているのは中田ヤスタカというプロデューサーなわけだし、今回のいきものがかりの『YELL』にはユーミンこと松任谷由実の旦那で、クルマ好きとしても有名な松任谷正隆が編曲に参加しているのも知る人ぞ知る情報。松たか子の旦那の佐橋佳幸さんは先述したオグちゃんの相方だしキンモクセイのシングル『七色の風』にも参加。こうして見れば業界の繋がりが非常によく見えてきます。俺はさほど洋楽厨というわけでもないのですが、まさかこの辺にこだわりを持ち始めるとは。


何だかんだで結論から言えば、いい年末でしたとしか言いようがない。ギミギミ、ボキャブラリー!とピエロとか米軍兵士に駆け寄っても彼らは日本語のボキャブラリーはくれません。要するに的確な表現はお前たちというか俺たちで探せと。うーん……来年はアルバイト漬けかもしれない。今年そうだった店員だからこそ本屋でボケてやがったんだなと思ってしまいます。


さて、1日は昼から知る人ぞ知る穴場、菅原道真の乳母が興したという文子天満宮に3年ぶりに行ってきます。高校入る時に効いたから今回も効くといいのだが。