Nil desperandum! Post tenebras lux.

“絶望するな!暗闇の後に光あり。”

ここ最近の俺のスローガンです。もう席を替えることもないので自分の机の片隅にご丁寧にラテン風の飾り文字で書き留めてあります。ラテン語の格言はシンプルですよ。まさに賢者は一言で足る(Verbum sapienti sat est.)と言わんばかりにね。


統一テスト中(!)にバラードを1曲書き上げたあと、今はジャズロック作曲に初挑戦中。ボーカル、ギター、ピアノ、ベースを別々に書いているうえに(本来は当たり前の作業だな)BPMが速いから楽譜ノートが何ページあっても足りません。バラードの小曲ならメロディだけ作ってコード付けてやれば完成なのにな。


中高生への新型インフルエンザワクチンの接種が前倒しになったので先週の季節性に続いて急いで地元の内科に行ってきました。周りはバタバタ倒れてゆく中で結局俺は何にもありませんでしたね。妹も従妹もかかったんですけど。もちろん友人もたくさんね。でもみんな完治してくれた。


F1ビッグニュース。来シーズンのザウバーチームのドライバーに我らが尼崎のスシ王子、小林可夢偉ちゃんが決まりました。ライコネンやマッサと同じ道を歩むことになった可夢偉ちゃんですが、ザウバーってのは昔からスポンサーやエンジンサプライヤーのプレッシャーに負けずに、社長のペーター・ザウバーがその目でちゃんと判断したドライバーしか乗せないんですよ。それがジョーダンやミナルディ、ひいては現代F1の流れとは違うところです。そういう意味ではザウバーは地味な中堅ではあるけれど、本物のチームだと思いますね。
そしてスシ王子だからこそ中嶋カジキマグロに勝つのは当たり前という考え方も、当然の結果として挙げておきましょう。


元F1ドライバーで登山家の片山右京さんが富士山のトレーニングで遭難して救助されました。俺の経験的に真冬のキャンプは大変やし、ましてやこの季節の富士山は自殺行為だと山岳部の同級生にも確認したんですが、どうやら海外登山を目指していたらしいですね。でも今となってはまだ発見されていない2人の無事を祈るのみです。


詳しくは後述しますが最近メールする数がちょっと増えています。でもそうやってみんなが精神的に支えてくれるおかげで頑張れるから俺は事業仕分けのように(←ここ重要)効率だけでなくしてしまえばいいとは思いません。
そんな中での今日のバギーへのメールの抜粋。
「ちょっと迷ってるねんけどさ 年末にがっつり漫画とかまとめて買うのと、けいおん!だけ今日買っちまうのと、どっちが幸せかな精神的に」
「そりゃあ年末に一気に買う方が喜びは大きいでしょうな(笑) なめちゃんが今けいおんをどうしても読みたいならけいおんだけ買うべきかと思うぜよ」


皆さんどうですか?どっちが幸せになれるタイプ?まあ迷っている間に1週間くらいすぐに過ぎてしまうからくだらないことと言われればくだらないことなんだけどもさ。
最近はこういうことをひとりで決められなくなりました。考えてるうちに時間切れになるか雑念が妨害しにかかってくるから結論が出ないんですよ。それだけ俺も心の奥底では余裕がないのかな。ああやだやだ。世の中はただの1シーズンの冬に過ぎないのにね。


火曜日から今日までだった京進の最後の統一テストを、全然持ち前でも何でもない元気と勢いだけで昨日までの2.5日で終わらせてしまったので、今日は久々にじっくり時間を取って、長々と哲学的な話を書き連ねていこうと思います。これぞTake Fiveと言えるような小難しくて長ったらしい話が延々と続きますが例によって体調管理は自己責任です。ご了承ください。エピゴーネンに甘んじたくないあまりに頑固で狷介な書き手にもいくらかの責任はあるのかもしれないけれど。
それでは、今月最初で最後、そして今年最後になるかもしれない、本物のTake Five、始まります。


槇原敬之の1993年の4枚目(通算16枚)のアルバム『SELF PORTRAIT』に入っている曲の中に『MILK』というバラードがあるんですけど、この曲の温かさに触れて最近はこればかり聴いています。感受性を失っていた頃のマッキーがモノクロームの闇の中から色鮮やかな世界を取り戻していく頃に作られた曲なんですが、なかなか珍しい友情モノの歌なので今度のベストには入りません。
でもこのセンター試験まで1ヶ月という状況になって来ると、正直言えば『ムゲンノカナタヘ』のようなまっすぐな歌や『Turtle Walk』みたいな極度に反戦的な歌は聴いててツラくなってくるので(だって今は戦争中やし!)、こういう心温まる曲の方が頑張れますね。
『SELF PORTRAIT』というアルバムに対する俺の評価は実はさほど高くないんです。3枚目の『君は僕の宝物』や5枚目の『PHARMACY』の評価が高いから余計に。曲単位では『ズル休み』『Witch Hazel』『雪に願いを』のような名曲もあるんですが、どうにも華はないしまとまりにも欠けるし何だかなぁと思ってたんですよね。でも文字通り温かいMILKの温度に触れて励まされて、これからももう一息何とかなりそうです。


で、ちょっとだけ関係ある話だけど、木曜日の最後の学年集会で恩師が俺たちに話してくれたこと。受験生といっても本当の自分と感受性を忘れるなって話だったんよ。“本当の自分”の定義は人によって違って、とりあえず俺は“普段の自分と対になるとは限らない”ってことだけ言っておこうと思うけれど、先生が俺たちにそういう話をしてくれた時に、俺はまだまだ大丈夫だと思いました。毎晩寒空の下でオリオン座を見上げるのは欠かしません。晴れた夜の満点の星空が綺麗だと思える俺はまだここにいる。
さっきの『MILK』じゃあないけれど、“月も桜を揺らす風ももう僕の前通り過ぎないから 明日はきっと今日よりもいい日に決まっている”と思える自分でいられてることは、受験生としてとても幸せなことなのではなかろうかと考えたこの1週間でありました。違う曲の歌詞だけども、“人間の形をして生まれたからといって人間らしく生きているなんて限らないと今は思う”んです。


かなり長い間パソコンを触っていなかったのでYahoo!のメールボックスを見てきたら合計で180件貯まってました。フィルターがかかっているので各人毎にフォルダ分けはされていますが整理が大変だ。
でも友人としゃべったりメールしたりしてるのはメンタル面でものすごく支えになっています。俺みたいに人付き合いが悪いくせに孤独が苦手な人間にとっては特にそうやね。だからこそ決して貯まり貯まった文字情報は無駄ではないと思うんです。黙々と何かに勤しむことは日本人の矜持だと俺も思うけれど、誰とも話さないってのは精神衛生上極めて悪いことなんです。例えば独居老人なんかはそういうのに気をつけなきゃなりません。


で、そんな日本的な美徳に対するアンチテーゼとして俺が普段から思うことは、ぶーたれていたってやるんなら全然構わんということです。もう少しちゃんとした日本語で言い換えるなら、何だかんだ文句言ってたってちゃんとやるべきことをやっているのなら全然問題ないってこと。
例えばやりたくないことでもやらなきゃいけない時ってのはあるけれど、俺は別にイエスマンの二つ返事でやらなきゃいけないなんて全然思いません。ただ文句つけても愚痴っても構わないから、とりあえずやってはくれまいかと。
俺が中高と部活の後輩に対して気をつけていたこともそういうことでした。俺は“先輩の言うことは絶対”みたいな考え方がアボカドよりも昆布よりもホワイトアスパラよりも大嫌いなんですよ。大半の中高生はこの筋の通らない言い分が大好きですけど。それでいてあまつさえ“自分達の先輩よりは優しい”だって。くだらない。どうしてたかだか十数ヶ月の人生経験の差を絶対封建的なものにされなきゃならんのか。そしてその逆もまた真なりで、なぜ後輩達より数ヶ月しか長く生きていない俺が100%正しいことを言っていると言い切れるのかってなもんです。だから俺は自分自身の発言や指示に対して強制力を持った正当性を押し付けたことはただの一度もないつもりです。
でも今の膳所高校に来てからは後輩に困ったことってありませんね。クセのある子はいたけれど、人間が出来てる奴らだったし、俺は何にも細かいこと言わなくても良かった。こっちが恐縮してしまうような人たちでしたね。礼儀も常識もなってない出来の悪い中高生ないし大学生ないし社会人も数多い中(専門用語でそれをDQNと呼ぶ)、本当に良い子達だった。


皆さんもまた何かの時に自分が先輩になったら、まあ、手前味噌ではありますが、俺がやったようにやって欲しいと思っています。やり方は簡単。相手を自分が恣意的に動かせる対象だと思わないことです。
疑問点や不満点を黙殺してしまうような縦のコミュニティは長続きしないからロクなエンディングを迎えません。つまりなんでも分からないことやおかしいと思うことはガンガン言え、という体制を作り出すからこそ組織全体が円滑かつ有意義なものに昇華してゆくのだと思いますし末永く続きます。指摘が結局間違いだったりしてもその旨を伝えればいいだけなんだから俺は全然構いません。発言にいちいち首を懸けるような責任を問うから社会や組織ってのはいつまで経っても旧態依然としたまま改善されないんですよ。


何が宮内庁職員は辞表を出して発言しろだよ。書き始めた時は全然つなげる予定はなかったけど、書き進めていくうちに小沢一郎が皇室の政治利用批判に対応する態度に腹が立ってきた。言わずもがな民主党のラスボスですけどね。9月に「なして小沢一郎は内閣メンバーに入っとらんのや」と思ってたけど、まさかこんなところで出しゃばってきてこんな問題発言をぶちかますとはさすがに思いもよりませんでした。
どっかの経済誌か政界誌に……いや、低俗な週刊誌だったんだろうけれど、鳩山由紀夫1月退陣、なんて煽った見出しがありましたが、じゃあお前らは誰ならいいんだよ。麻生祭りの頃は散々自民党を叩いて民主党をヨイショしてたくせに。まあでも週刊誌だけじゃなくてほとんどのメディアはきっとそうだったんでしょうね。それを思えば俺だって同じ穴の狢[ムジナ]やな。政治を指弾していることに変わりはないんやから。
じゃあ来年夏の参院選で1年振りに息を吹き返すであろう幸福実現党ならいいのかよといったらもちろん答えはNOでしょうな。来年度からは幸福の科学学園なる私立の中高一貫校まで作っちまうんですからすごいもんです。今年は『仏陀再誕』を無駄に豪華なキャスト(アニメヲタクとしての観点から見て)で作ったのにまだ何かやりたいのか。カネあるなぁ。


でもさすがの隆法さんも月に1500万円も小遣いが貰える由紀夫君にはかなわないでしょうな。鳩は世界的に平和の象徴なのに。田園調布に家(鳩山屋敷)があるんだろ。ちょっと貯金したら3000万のLEXUS LFAだって買えます。仕方がないから俺は来年になってからグランツーリスモで乗ることにしますよ。


次回予告。
そろそろTake FiveのデザインをLEXUS LFAに変えようと思います。自動車各誌を立ち読みしているうちにカッコいいと思うようになってきた。情報自体は俺が小学生の頃からホリデーオートなんかで読んでたし、コンセプトカーは何年も前からあったけど、ここまで確実性将来性具体性現実性のある実物を(ただし写真で)見られるようになると、やっぱり俺はこれを待ってたんやな、と思わずにはいられないんですよね。いい歳してスーパーカーに惚れ込むなんて、俺もまだまだガキなのかな。


あまりに自分の意見が多すぎて“I think”を連発せざるを得なかった。いろいろ言い回しに気を使ったつもりではあるんですが、意思表明という観点から見ても、明言や断定を避けなければならない場合に便利な点を考えても、ついつい頼りがちな言葉です。もっといろんな表現が出来るようにならなくては。畢竟本音を言えば、ひょっとしたらボキャブラリーが貧困だと見下されることを嫌っているだけなのかもしれないけど、少なくとも建前上は自身を鍛え上げるって大義名分があるはずなんだよね。

打てる文字数が限界に達した!