Speed Freaks Baby ROCKET DIVE!!

あまり表には出していませんが、まだパナソニックトヨタ・レーシングの撤退から立ち直れません。

俺は対外的にはともかく、実際はけっこう何でもクヨクヨと引きずるタイプなんですよ。悩んでても仕方がない!って景気良く言う時はあるけど、それは自分自身を奮い立たせていると同時に、自分自身を騙しているわけでもありまして。自分で喝を入れなかったら多分いつまでも未練たらたらでいじけたまんまでしょうね。
TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)が何か楽しくて新しい計画――LEXUS LFAでのスーパーGTFIA-GTの参戦とかね――を発表してくれれば俺も元気を取り戻せると思うんですけど、この不景気じゃあねぇ。それに、自分が立ち直るのを他人任せにしてしまうのはやっぱり良くないと思います。それはポジティブなように見えて実際はものすごくネガティブな考え方なんです。


ところで、Take Fiveのログをテキストファイル化してエクスポートしてきたら、なんと文庫本3冊分くらいになってました。読むに耐える昨年あたりからだけでも2冊分……このペースだと卒業までに1MBを超えると思われます。っていうかTake Five以外にも色々書いてるところはあるから、多分今で1MBを既に突破済みかと。
うちの高校の中でも書いた文章量はトップクラスでしょうね。クォリティーは上には上がいるけど、少なくともこのTake Fiveは俺の持てる知識を総動員しています。時にはググって具体的な情報を探したりもしていますが基本的には俺が自力で。おかげさまで普通に生活していても手に入れられないような知識が手に入りました。


2010年に映画館で観たい映画がさらに1本追加。吉田修一『悪人』映画化決定です。誰か一緒に行きません?
発表から2年で早くもすでに文庫化されたんですが、一昨年から人気もかなりあったので早々に映画化が決まったみたい。
彼の本業は恋愛小説と若者の都市生活を描いた小説なんですよ。前者は『東京湾景』を筆頭に『7月24日通り』『初恋温泉』『静かな爆弾』、後者は『パーク・ライフ』から始まり』『ランドマーク』『パレード』なんかも入ります。一応文庫化済みのものは全部ありますが、買うだけ買って未読のものもあります。
長崎出身ゆえかローカル感の漂う(方言が用いられているからでもある)『water』『長崎乱楽坂』なんかもいいですね。
まだ文庫化されてない中には『静かな爆弾』『さよなら渓谷』『あの空の下で』『元職員』『キャンセルされた街の案内』『横道世之介』があります。『悪人』で若干燃え尽きたからか頭2つは今ひとつなんですが、飛行機の機内雑誌に連載されたエッセイ集『あの空の下で』がなかなか面白いと聞きます。『横道世之介』も『長崎乱楽坂』とはまた違った時代感がある味わい深い小説だとか。一刻も早い文庫化を望みます。2年なんてあっという間に経ちますからね。

小市民的な話でございますがね、1万円札片手に本屋でがっつり欲しい書籍を買いあさるという小さな願望を持っています。2万円くらいあれば大物も含めて欲しい本は全部買えるんですけどね。アルバイトしてない身分の俺にとってはなかなか大きな夢でございます。でもいつか実現させたい夢ですよね。
最近は昔より自動車関係の書籍も買わなくなりましたしね。10年前の雑誌でもたまに読み返すこともあります。一番のお気に入りは2000年のAUTO PLUS誌第27号の特集『いちばん楽しいFR AE86に惚れた!』ですしね。
ハチロクもなぁ……あれだけ高回転型なのに、近年は110馬力程度しか出ない個体もあるとか。生産中止後も新製品の開発が続いたので現役当時からは比べ物にならないくらいポテンシャルはアップしているんですが、それよりは経年によるマイナスの方がやっぱり大きいみたいです。純正部品もなくなりつつあるし、発表から四半世紀以上経って、そろそろヒストリックカーの域に突入するかな。新車同様のレストア車が100万円以上で取引されることなんかもザラにありますしね。

昔の雑誌を見てると悲しくなります。フォーミュラ・ニッポンの選手が変わらないのは彼らが停滞しているということであり、言い換えれば一度FNに定着してしまうと抜けられないということでもあります。ヨーロッパがGP2やフォーミュラルノー3.5なんかばかり着目している何よりもの証拠です。
まだ全日本F3に井出有治がいて、FDに松浦孝亮柳田真孝がいた時代。あの頃は楽しかったと言えば確かに楽しかった。まだ90年代を引きずってたけど、今は亡きスポーツカーだってまだまだ残ってた。俺はまだその年齢ゆえに、あまり“旧車”にこだわることはないけど、年食ったらどうなるかはまだわかりません。ノスタルジーオヤジになっている可能性もありますね。嗚呼、時の流れとは恐ろしいものよ!