だから俺は今ハイウェイの風になる

11月に入りました。古語では霜月と言って文字通り霜が降り始める季節です。英語ではNovember、イタリア語ではnovembreですから同じとみなしていいですね。

今日(2日)から急激に冷え込んで来ましたね。いよいよ今年もあのビールのCMソングを歌う季節が来たようです。自分のそばどころか目の前で突風とともに“冬がはじま”りやがりました。いやあ寒い!寒いからやましとの夜遊びを切り上げざるを得なかった!いと寒々し!


代々木ゼミナールの阪大プレ模試を受けて来ました。まったく歯が立たないかとガクガクブルブルしながら行ったけど、まあまあ普通に戦えたかな。時間もちょうど良く90分ずつで長すぎず、数英国なので暗記モノがなく、自分の力を思う存分引っ張り出してぶつけて来ました。もらった模範解答と比べても悪くはないと思うけど、やっぱり添削が絡んでくるところは予想しづらいですから、何点取れるとか具体的なことは言えません。ただ自信を持って言えるのは、今の自分のありったけの力をちゃんと出し切れたってこと。その意味で楽しかったね。
ただどうしようもなかった部分の最大級、和訳で出てきた英単語“cactus”。俺のシステム英単語にも載ってないし(載っているからといってちゃんと覚えているとはもちろん限らないのだが)、響き的にあからさまなラテン語男性名詞の匂いがめちゃくちゃしてます。複数形はcactiとかになりそうとかまで思った。でも文脈からも予想不可能に近かった“サボテン”でした(なんと複数形はビンゴ)。
漢字では“覇王樹”とか“仙人掌”とか書くらしいとは帰ってから知ったこと。皮肉です。英語の覇王とか仙人になれたらどんなにいいか!!

行きは京都駅から歩いて行きましたが帰りは地下鉄2本乗って東野まで行き、当地のブックオフにインベードしてコンクエストしてきました。ワイド版から文庫版への切り替えを進めている少年アシベの2巻を買って4冊コンプリートし、また槇原敬之『THE CONCERT 〜CONCERT TOUR 2002 Home Sweet Home』と合わせて1900円でキープ。後者が1550円といつもの俺にしてみれば高いんですが、もちろんスタジオアルバムではなくライブアルバムであること、すでに存在を確認していた守山店よりは安いこと、リリースから6年で定価の半分を下回ったこと、そして何より2枚組であることが決め手になりました。2枚組定価3200円だってかなりお安いとは思いますが。そしてこれでライブアルバムもコンプリートです。


しかしながら今日、The BeatlesのONEのコピーを済ませた後で角川書店のホームページで12月の新刊予定見て唖然とした。これはヤバい、11月12月で芳文社角川書店に5000円近く投資しなきゃならない……いや、卒業までもう新刊の山の時期は来ないと思ってたんですが、最後の最後にダブルラリアットかまして来やがりました。
これでは槇原敬之ベストアルバム『Best LOVE』『Best Life』に向けて貯金するどころではありません。ずっと意志は揺らいでいましたが、冗談抜きで多分レンタルで我慢になりそう。
同様に12月23日リリースの茅原実里7thシングル『PRECIOUS ONE』も我慢かな?これこそレンタル出ないし、今回4曲入りで1400円だからジャケット次第では買おうかとも思ってたけど……仕方ない。

で、その『Best LOVE』『Best Life』、2ちゃんねる槇原敬之スレに曲目が上がってました。俺も確認したけど、どうやらアマゾンからすでに情報は出たみたい。

Best LOVE
01. 冬がはじまるよ ※新録
02. もう恋なんてしない'08
03. 北風〜君にとどきますように
04. 彼女の恋人 ※新録
05. No.1
06. ズル休み
07. 2つの願い
08. LOVE LETTER ※新録
09. 君は僕の宝物 ※新録
10. SPY
11. 桃
12. 素直
13. Hungry Spider
14. 赤いマフラー
15. 君の後ろ姿

Best LIFE
01. どんなときも。 ※新録
02. PLEASURE
03. 太陽
04. LOTUS IN THE DIRT ※新録
05. 世界に一つだけの花 ※新録
06. 僕が一番欲しかったもの ※新録
07. チキンライス
08. 遠く遠く('06)
09. GREEN DAYS
10. Firefly~僕は生きていく
11. WE LOVE YOU.
12. Hey...
13. The Average Man Keeps Walking.
14. 約束の場所
15. 明けない夜が来ることはない
16. ムゲンノカナタヘ

『Best LOVE』『Best Life』共々選曲は割とベタです。エイベックス率が高く、またPersonal Soundtracks率も高いのがなんだかな。あとCompletely Recordedみたいに2枚組にすればいいのに分けて3000円ずつはやっぱり厳しい!っていうか汚い!こりゃあエイベックソ呼ばわりされても文句は言えへんな。
※新録が完全なリニューアルなのか、10年前の10.Y.O.みたいに声だけ差し替えるかによっても価値は変わりますし、あと例によって北風が入って来てますね。
『Best LOVE』はLOVE LETTERや君の後ろ姿をばっちり収録していますが、傾向的にはやはり2つ合わせて逮捕前/逮捕後の印象が強い。『Best Life』はまさかの因縁の『約束の場所』、すなわち“時間は夢を裏切らない”です。思い切ってセルフカヴァー。楽しみですね。


これを逃すと来シーズン、すなわち3月まで観る機会がないので、翌日眠いのも覚悟してF1最終戦アブダビGPを観てきました。近年流行りのお国の予算で作り上げた近代サーキット、しかもピットレーンは地下道というマリオカートも真っ青なコースでした。事前に車載カメラやCGの映像が見られなかったら最後の最後までレイアウトは分かりにくいままなんで批評はしづらいですけどね。来季はインドや韓国でも初開催しますし、20年以上続いてる日本を別格とすれば、近年はアジアや中東の台頭が激しく、北米と一部ヨーロッパの衰退が目立ちます。日本、中国、韓国、インド、マレーシア、シンガポールバーレーンアブダビ、トルコの9ヶ国かな。ヨーロッパで現存してるのはイギリス、イタリア、ドイツ、スペイン×2、モナコハンガリー、ベルギー。残りはオーストリアとブラジルですね。BRICsのうち3ヶ国がすでに開催するようになりましたがこれも世の流れでございます。いわゆる新興国の政府がもたらす潤沢な資金、数十億円にのぼる年間の開催権料を目当てにFIAはさらなるニューカマーを探しています。

で、当のアブダビ日本シリーズで30分繰り下げられてもめげずに観た甲斐はありました。パナソニックトヨタ・レーシング、日本の新人でまだ2戦目の小林可夢偉が6位入賞で3ポイント獲得です。荒れたレースで運良く生き残ったならまだしも、ハミルトンこそトラブルでマシンを降りましたが他の大物がすべて健在である中では快挙といっていいでしょう。テストもなく慣熟走行もなく、いきなり乗れと言われて走ること3戦目、レース慣れしていないはずのルーキーとは思えないような速さ、強さを見せています。トヨタそのもののポテンシャルがシンガポールからラスト4戦で向上していたことは確かですが、バトルなどでもまったく怯えることがない。
経歴としては2001年のF3界を席巻した佐藤琢磨やGP2で初年度5位に食い込んだ中嶋一貴に比べればヨーロッパでこそパッとしませんが、さすがにGP2アジアを制してきただけあって実力は本物です。予習はYoutube程度でしか行えなかったらしいですけどね。
尼崎出身ゆえの俺たちとはやや違う関西弁が特徴的です。俺の古い友達でも尼崎の人がいましたが、少々岡山訛りの入ったラフな関西弁なんですよね。京都ベースの我々とは少し違います。英語ベースのプレスリリースを日本語に再訳する時には訳し出されない関西弁を味わえるのが俺たち関西人の特権だと思うのですが、そこんとこどうでしょう。俺にはまだ結論が出ていません。