「やる気、電気、換気」

このところ暗い話ばかりしてしまってすみませんでした。たまには楽しい話をしましょうか。

まずはビッグニュース。最新のロキノンジャパン(Rockin' on JAPAN)を立ち読んできて初めて知りましたが、11月25日にBUMP OF CHICKENが復帰するだって!?
R.I.P.(執筆者注:英語圏の墓石に彫られた“Rest In Peace”“安らかに眠れ”の略)/Merry Christmasという両A面のシングルを出すとか。アルバム『orbital period』から2年の間、ツアーを除けばまったく対外的活動のなかったBUMP OF CHICKENに対して俺も批判的ではあったんですが(てっきりフェードアウトして印税だけでのらりくらりするつもりかと)、水面下できっちり次の準備をしてたんですね。良かった良かった。
割と行き当たりばったりでA面曲が入った『orbital period』とは対照的に、実はネクストアルバムもほぼ完成に近付いているとか。つまり最初から計画的なアルバム収録を前提にした楽曲が作れるということなので、かなり楽しみであります。『orbital period』は俺は若干“寄せ集め感”みたいなのを感じていましたからね。

俺だって決してBUMP OF CHICKENは嫌いじゃありません。『orbital period』までと『present from you』の6枚はコピーとは言え所有していますしね。
ただ諸手を挙げて賛同するとか盲目的にファンになるといったことが、俺の性格上不可能に近いということです。常に何らかの評価を下さんとするように物事を見たり聞いたりしている人間にとってはかえって難しいんですよね。


最近ちょっと疲れているのが自分でも分かるせいで、意味不明な戯言をよく抜かします。「やる気、電気、換気」とかね。勉強にこの3つは不可欠です。部屋が暗くても字は読めないし頭が熱くなってきたら冷やすために窓だって開けたい。そして何よりやる気が必要ですよね。だからこそ「やる気、電気、換気」です。全部「気」で統一されているのがポイントですね。

秋という実感があまりありません。南禅寺の紅葉なんか見に行けたら俺だって秋を実感できるのかもしれませんが、時間的制約の都合上、旅は叶いません。そのはずなんですが。

学校サボってまで明石に行って来やがったお茶目な方もいらっしゃったようで……いやサボんなよ!昨日の模試開けで今日は9人くらいが授業ボイコット(もはや病欠のわけがない!)を決め込みやがったんですが、なんと新快速を乗り越して遠路はるばる明石まで行ってきたなんて。すごいけど真似する気にはなれませんな。授業サボったリカバリーをやらなくても平気なほどに普段から復習をしているというのなら行ってもいいんだけどね。

とうとう俺の本棚の角川書店専用スペースに限界が近付いてきました。いや、ワイド版以外のコミックを2列にすればまだいける!
いつかは書斎が欲しいですね。すでに蔵書は汗牛充棟の域に達していますが、欲望は頭打ちを知りませんし書籍購入頻度もレブリミットはありません。多趣味ってのは悲しい性ですよ。見識の広さってのは人間の価値を計る物差しのひとつとして非常に優秀だと思っているんですが。確か今の俺の蔵書は500冊近かったはず。ライトノベルなんかが自分の感覚以上に冊数食ってますが普段はそんなにラノベ厨でもなければギャルゲー脳でもないのでご安心を。だから『生徒会の一存』が性に合わなかったんだよ!

純文学至上主義の俺にとってライトノベルは本来ある程度相反するジャンルのように見えますが、実際はラノベでも描写やストーリーが秀逸なら普通に読めます。俺はラノベが嫌いなのではなく、ラノベにありがちな短絡的でチープな発想を忌み嫌っているだけです。読者を喜ばせるための小説ではなく、著者が伝えたいことを伝えられる小説こそ存在価値があると思っていますからね。
ハルヒは俺自身に近い冗長な語り口に惹かれ、シャナは後にも先にも一度きりの絵買い、とらドラ!はきっかけは友人から譲り受けたことでしたが心理描写やストーリーの筋は、イージーな文体とは裏腹になかなか楽しかった。決して重厚感溢れてる感じではないからこそ“light”ノベルなんですが。もちろんここでは“軽い”って意味やね。

さて、明日は一週間で一番気が抜けない火曜日なので、今日はもう休む準備をしてきます。前回と違って即物的、実体的な話が出来たと思っています。もともと冗長な文体というか、削って洗練させる作業を行っていないので表現に迷ったら2つとも書いておきます。
だから今年に入ってからというもの、もうブログ本が出版可能なくらいの文章量は書いてるんですが、未だにどこの出版社からも電話はかかってきません。いつフェラーリからオファーがあってもいいようにイタリア語の本もあるのに一向にマラネロからの国際電話がかかってくる気配もありません。

まあ、それでもこうやって執筆するのは楽しくて仕方がないからこそ続けられるんでしょうね。それでは珍しく挨拶でも。Arrivederci e Buonanotte!