ニイタカヤマノボレ ―戦乱の神無月へのカウントダウン―

昨夜(25日夜)、おかしな夢を見ました。どっかの大ホールで俺がライブやってる夢。バンドだったのかソロだったのかも分からないけれど、俺がボーカルでバックバンドはすごく仲が良い友人だったような気がする。客席の最前列には有名な歌手がいっぱい見に来てて。
ひょっとしたらETERNAL KINGDOM(今は休止中だったかな?)のページをちょっと見てたからこんな夢を見たのかもしれません。ジャンルは違えどバンドしてる人が羨ましかったのだろうか?

しかしながらその存在を知ったのは2年生になってかなり経ってからです。クラスの外で誰が何をやってるのかなんて俺はほとんど知らないんです。
誰と誰が付き合ってて誰と誰が憎み合ってるかとか、そういう情報を意図的にシャットアウトし続けてきた結果がコレですよね。そういうことに気を回す余裕なんてないし、ゴシップ的な会話があまり好きではないということもかなりあります。俺自身迷惑していない限りは興味もないし。そういうのを俗だと思っていることも確かです。ワイドショーも好きやないし。
分野はいろいろあれど、もっと自分が成長したと思えるようなアカデミックな会話を求めているのでやっぱり周囲との摩擦は避けられないんですよね。ほとんどの同年代は俺の欲望を満たしてくれない。老成した自分が恨めしくなる時も無きにしも非ずですが、いわゆる「馬鹿になる」事が出来ない俺はやっぱり俺のままで生きていくしかないのかもしれません。どんなときも好きなものは好きと言える気持ちを抱きしめるまでですよ。

自分の知的好奇心を満たしてくれるかとか、何年も経ってからどちらが思い出に残るかとか、そういうことを深く考えすぎてしまうのです。俺は何だって深く深く考えて深みにはまります。理由もなく何かを選択することなんて滅多にありません。使う文房具のメーカー、自転車の空気圧とブレーキの調整、朝の登校時に通る道、今日のカッターシャツは長袖か半袖か、など……全てに意味やこだわりがある。言い換えれば実用性に基づいた根拠がある。
みんなそういうこだわりがないみたいです。俺が神経質なだけかもしれませんが、やっぱり自分が絶対に文句のつけようがないくらい納得できるものを選びたいと思いませんか?普段からよく使う文房具に対して人間がストレスを感じたりするのは大嫌いです。集中出来ないじゃないですか。


今友達からTHE BLUE HEARTSのベスト盤を借りてます。既に持っているSUPER BESTではなく、後期の名曲を集めた1990-1993というやつです。
俺のキャラには合わないバンドかもしれません。テクニックよりパワーなその歌唱スタイルやシンプルなコード進行、そして3分台の程よい短さ。こういうどちらかといえば洋楽ロックっぽい感じがけっこう好きです。歌唱スタイルを除けばけいおん!も。
カラオケで歌うときもTHE BLUE HEARTSは暴投覚悟の全力投球ですよ。後先考えないわ喉は痛めつけるわ音程はたまに外れるしビブラートなんて単語は脳内には浮かばない!しかしそれでこそTHE BLUE HEARTS

で、Singles 1990-1993の何が素晴らしいって、そりゃあもう『1001のバイオリン』ですよ。こう言っちゃ何だが他の曲が霞む。ストリングスの素晴らしさをここで語るのもおこがましいくらい。
弦の音でもバイオリンソロの、ネックの根元のハイポジションで鳴らすようなナーバスな音は嫌いなんですが、たくさんのストリングスの音やピチカートに包まれるような音は好きです。メジャーなところならOasisのWhateverなんかね。


ジェロのCOVERS 2が欲しいです。前作COVERSで演歌の楽しさに目覚めた俺にとっては特別なCD。でも流石に演歌の話が出来る友達はいないからこの素晴らしさを誰とも分かち合えないのです。

どうしてみんな演歌を聴いてくれないんでしょう。どうしてポップスだけが音楽だと思うんでしょう。そんな狭い生き方は嫌です。邦楽も洋楽もアニソンも演歌もサントラもクラシックもリラクゼーションもごった煮で入ってる俺のiPodを見ながら、いつもそんなことを思います。

それを思えば膳所高放送部がアニソン(ただし昼間アニメのみ)と洋楽の日を作ってくれたのは素晴らしいですよ。願わくばクラシックや演歌も欲しかったが贅沢は言うまい。洋楽の日は要らないなんて戯言を言ってる人も見かけたが何を言うか!!あえて成人前のJackson 5時代のマイケルなんか流してくれたのは放送部のファインプレイだろう!俺は感動のあまり箸を取り落としそうになりました。
今年の放送部は何か違う。いろいろ新しい試みに挑戦してるよ。その内容が必ずしも俺が好きかどうかと言われればそうとは限らないけどそんなのは単なる俺の好みで、こういう前向きなモチベーションは素直に尊敬します。でも3年生の教室には今月いっぱいで放送が終わってしまう。惜しすぎる。惜しいよ膳所高!!