まばたきの間の永遠

木曜日の芸術鑑賞、素晴らしかったですね。日本伝統の、それでいて活躍するフィールドの全くかぶらない三味線と和太鼓と、そしてそのコラボレーション!!
自分の見識にはない音楽でしたよ。あまり西洋音楽にはないパーカッシブなサウンドの魅力はしばらく病み付きになるかも。CDで聴くより生の方が格段に面白いと思う。

さて、人生ってのはかったるいけれどもたまにはいいことがあるもんで、久々に石山粟津のブックオフに顔出したら、早川SF文庫、ダン・シモンズハイペリオンシリーズ『ハイペリオンの没落(上)』『エンディミオン(上・下)』『エンディミオンの覚醒(上)』が何と何と105円で出ていたのでザクッとまとめ買いしてきました。新品やと1冊1000円近くかかるので非常に経済的。ブックオフ生活を始めてかなり長いけれど、多分今までで一番得したと思うしこれからもこんなに特は出来ないと思う。とりあえず今読んでる今月の久々の新刊『灼眼のシャナ??』を読み終えたら読んでみたいと思っています。『半島を出よ』との折り合いも難しいところですが。


さて、先週末のF1イタリアGPに先駆けて、前回のベルギーで大活躍したフォース・インディアの大ベテラン、ジャンカルロ・フィジケラさんが治療中のマッサさんの新たな代役としてフェラーリに移籍しました!今回に限り局地的左遷です!
イタリアンにとってのフェラーリってのは、イングランドマンチェスターユナイテッドとか、スペイン人にとってのレアルマドリードバスク系ならバルセロナFCであるとか、誰もが一度は憧れを持つチームなんですが。
ここまでが前置きでこれからが本題。

イタリアGPの開催されるアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ、世界有数の高速サーキットだから今年のフェラーリマクラーレンルノーKERS組の圧倒的有利を予想していましたが予選終わってみたら最前列2位にはまたしてもフォース・インディアスーティルさんの姿が。隣は2005年ユーロF3のチームメイト、マクラーレンのハミルトンwith KERS
インディアはKERS組に負けないくらいストレートは速いんですがやっぱりコーナーは遅いというのが痛切な通説で、それが良い方向に働き過ぎたせいでフィジケラさんは栄転が左遷に変わってしまいました。スーティルさんまでポイント獲ってしまっては我らがウィリアムズの中嶋カジキさんの立場もありません。入賞も期待出来なさそうやし。基本的に判官贔屓な人間たる俺ですしインディアの暴走もベルギー開始あたりから想像はしていましたがいくら何でもやりすぎです。
下位チームに気に入られて出世できないドライバーの代表格スーティルさん。昨年のモナコや今年のドイツなどでは輝かしいレースを展開してみせましたが、その度にあの忌々しい酔っ払い、ライコネンにケツを掘られたり突き飛ばされたりしてせっかくの努力とチャンスがことごとく水泡に帰す結果になっているスーティルさん。前には常に宿敵ライコネンが立ちはだかっていました。彼はことごとくインドの希望を打ち破ります。一世一代の大活躍を期待していましたが決勝は事実上5位に終わっています。走りは文句の付けようがなかったんだけれど。