麻生太郎(あさ なまたろう)

さて、一足早くいよいよ2学期です。豚の余波、最後の悪あがきというヤツですね。
ただ実際のところは豚インフルエンザはまたぶり返してきたというか再発してきたみたいで……アメリカやブラジルでは既に500人以上が亡くなっています。
ただ日本の場合、亡くなっている人は皆それなりに持病を抱えている人ばかりだという事実があります。これが健康体の人が亡くなったなんてことになったらまた話は一段とややこしく恐ろしい事態になりやがります。一部の人に対してのみ脅威であったものが、全国民が平等に死に至る可能性があるというようになるわけですから。

26日の麻生祭りは皆さん行かれましたでしょうか。民主党が320議席を取る(全480議席)とか各紙が煽ってるうえに(ちょっと厳しくない?)、自民党内でも舛添さんが総裁になるとか言う噂がありますがそういうマクロな話はこの際置いときましょう。今日の朝日新聞の朝刊1面に議席数予想がありますからね。
本来夕方6時半からの予定だった麻生祭り、当の総理の到着が遅れたせいで7時過ぎからのスタートになりました。地元の議員さんなんかが繋ぎのために演説してたんですけどね、あからさまに苛立っていらっしゃった。早よ来いと。
草津駅ってのは橋上駅になっておりまして、選挙カーを“見下ろす”こともできます。まあ俺は塾から出て来て、1階から友達と一緒に見てましたが……あと地元の友達もいっぱい来てましたね。暇人め!お互い様ですな。
なぜか叫んでたのは黄色いTシャツの人ばかり……そうです、党員の方々です。あと多少サクラっぽい人々もいた。ただ、ちゃんと国旗持って来てた人までいた。国旗ってのは火をつけるだけの物ではございませんゆえ。
人が混みまくってた描写はやっても面白くないけど、まあ階段が封鎖されてたり、警察官が大量に動員されてたり。
黒塗り公用車で総理が去ってゆく際には手際良く用意しておいた自転車で追走を試みる強者まで出ましたな。

こうして考えると、選挙は中身よりイメージ作戦なのだという考えも或いは正しいのかもしれません。有権者が必ずしも有識者とは限らないのですから。
ポップス音楽の売れ行きだって楽曲や歌唱力や歌詞のクォリティではなく、所詮事務所がどれだけ宣伝をしたか、レーベルがメジャーかどうか、どれだけ放送局に売り込めたかに尽きますしね。逆に言えばその分野の方々の代理戦争的な一面も持っているということですね。
要するに、広く大衆からの支持を得るためにはその本質的な部分ではなく表面的な部分がより大事だという、今さら過ぎる立論から結論までの流れをなぞりそうになりますが。

ただ実際、お決まりの二項対立の観点から、敢えて政策の是非を度外視して(←自分含めて、この本質を全員が理解している訳ではないから)うちの選挙区の宇野治さん対三日月大造さんの戦いを見てみると、まず言うまでもなく自民党民主党、与党対野党(入れ替わりそうやけど)ですね。
そして実年齢以上の新旧の対比。元総理の娘婿という失礼を承知で言えば血縁と婚姻関係と人脈という“古”である宇野さんと、38歳の働き盛りの“新”である三日月さんという見方もできます。
北海道出身で、東芝退社後に後の嫁の父になる宇野宗佑外務大臣/総理大臣の私設秘書官などを務め立候補前から政界で働いていた宇野さんと、地元(選挙区は違うよ)出身でJRからやってきて松下政経塾で政治を学んだ三日月さん。
ちなみに4年前の郵政選挙の時は200数十票の差しかなかったそうな。これは超接戦です。過疎地の村長選挙じゃないんですから。
まあ、何だかんだ騒いでも全ての答えは30日の夜には出ますからね、楽しみに待つことにしましょう。