体が二つあればいいのに

体育とか映画制作とか部活とかでフル回転で死にかかっているというのに土日両日ともども模擬試験です。タイトルは友人のメールから。会議召集メールに添えるジョークにしてはリアル過ぎて怖いですよ。
校内実力考査は漢文があきませんでした。ここまで漢文が分からへんことって無かったからかなりショックやわ。

現代文は小説が重松清の『ワニとハブとひょうたん池で』の、多分後半部分やと思う。女子中学生のイジメを一人称で描き出してたけど……なんだかな。こういう話が好きじゃない自分の好みが大きく関係してることを前置きすれば、まったく面白くなかった。
“共感”が個人的な批評の根底にあるからやと思うねんけど、共感出来る“愚かな人間”を描き出す小説は好きやけど、共感出来ない“愚かな人間”はアカンわ。
あと仲間外れの方のハブって村八分から来てるんやな。てっきり“省く”から来てるんやと思ってた。なんでこんなところだけムラ社会を彷彿とさせる単語なんやろ。

評論は平田オリザだった。書名が無かったから新聞かな?そしてこの人演劇とかに携わってなかったか?正直うろ覚えで資料の裏付けを取ってへんから真相をご存知の方は是非メール又はコメントを頂きたいです。

演劇に携わってる人ってやっぱり人間の行動とか立ち振る舞い方に関して詳しい方が多いよな。『人は見た目が9割』においても演劇と漫画の観点から、人間が見た目や立ち振る舞いから受ける印象について論じられてたし。

平田さんの文章では演じることのない“本当の自分なんてない”っていう考え方。皆誰もがそれぞれの社会的な役割を演じながら生きてるっていう。
それに対して英語では弓道の精神から見た本当の自分の探求。この二者における“本当の自分”の定義は違うやろけどな。対照的過ぎるやろと思わずにはいられへんねんな。


中村光『聖(セイント)☆おにいさん』1巻を購入。ブックオフにて400円也。『このマンガがすごい!2009』オトコ編第1位やで!!
デトロイトメタルシティなりスカイ・クロラなり、最近手を出す漫画はキャラクターのかわいさ重視から総合力重視にシフトしてきました。悪くない傾向やと思う。
最近学校の図書室で手塚治虫の『ブッダ』を読んでた影響もあるけど……ブックオフ店頭で見かける⇒立ち読む⇒店頭にもかかわらず大爆笑⇒1巻購入(←今ここ)⇒2巻追加⇒3巻追加の予定。
流行ってるからどうのとかランキングがどうのとかあんまり――まったく気にしないタチやけど、これはオススメ。普段漫画読まない人にこそ読んでいただきたい。
作品からはそれなりに知性も感じるし、少年漫画みたいな無駄なハイテンションもない。ゆるい漫画やけど萌え狙いではないし。
でもギャグのレベルは高いです。ブッダとイエスというあまりに説明不要なお方が主人公だから、架空のキャラクターよりも遥かに感情移入しやすい。聖人の中の聖人でありながらただの庶民になってしまった2人の神様仏様のゆるやかな生活は他に類を見ないくらい最高に面白いです。詳しく解説するくらいなら読んだ方が早い。間違いなくカネ出して買うだけの価値はある。


茅原実里写真集『Crescendo』10月27日発売決定。1995円。
安いと思った。写真集の相場なんて分からないけど、確か俺の手持ちの中で唯一の写真集である片山右京写真集『飛翔』が2700円くらいしてたはず。パッと見はアイドル写真集みたいですがF1ですF1。レースの写真集ですよ。
『Crescendo』は過去の雑誌グラビアなんかも使うらしいですが、雑誌買ってない俺には関係ない。むしろかえって嬉しい。友達には高いって言われましたが、みのりんを独り占めできると思えば2000円なんて安いもんです。
28になって初めて写真集を出すのか……グラビアアイドルなら完全に適齢期過ぎてるだろうし普通の28歳でもやっぱり厳しいし……声優としては遅咲きながら写真集が出せるっていうのはやっぱり生まれ持った恵まれたルックスが大きいと思うのよね。
っていうか新品で写真集なんて買ったことないし写真集自体が先述の『飛翔』だけなんで、俺にとっては1つの人生経験です。アイドルとかに興味のカケラも示さずに生きてきたからね。


今年で祝30周年を迎える中国の一人っ子政策について。一人っ子同士が結婚した家庭は子供2人まではノーペナルティという噂を聞いたけどそんなルールいつから出来た?
『小皇帝』たちは現在非結婚率が45%を越えるほど結婚意欲が低下し、逆にその親たちは日本の比ではないほど(子供の)婚活に熱心です。不動産っていうかマンションを持ってるかどうかが大きな評価基準なんだって。


クリスティアーノ・ロナウドマンチェスターユナイテッドからレアル・マドリードへの移籍を決めました。130億円という過去最高の移籍金に負けましたね。俺がマンチェスターのオーナーとかなら絶対手放さへん。でも少し舞台裏を紐解いてみよう。
130億円と言えばF1バジェットキャップ制度の約2倍以上。現行ルールやと小規模F1チームが丸々1年戦えるくらいか。約200万円程度のプリウスが6500台!?サッカーで言えば2005年の浦和レッズが58億円、同大分トリニータが15億円。トリニータを8〜9年転がせるだけのカネが1人の選手の移籍金。あまりに高すぎるから欧州サッカー協会のプラティニ会長もお怒りです。っていうかこの人会長やったんや。

俺はロナウドと言えばまだブラジルのFWのことを指すので、少なくともC・ロナウドみたいな表記をします。クリスティアーノの方もポルトガル語が母国語って言うかポルトガル人なので。でもポルトガル本土ではなく大西洋のポルトガル領の小島の出身でした。

そういえば去年もクリスティアーノはレアル移籍騒動でもめてなかった?まだ契約があるのにしつこくクリスティアーノを口説こうとするレアルに対してマンチェスターがブチ切れかかってたよな。
なのに今年は許したのか……って言うか諦めたんやな。だってクリスティアーノは最優秀選手とか欧州CL制覇とか、マンチェスターでやれることは全部やったねんから。

何か、数年前の銀河帝国時代のチーム会長が復活してるらしいですね。ACミランからカカも引き抜いたし。そこまでするかと思う。巨人軍か。
スポンサーはまだシーメンスなんやろか?っていうかそんなカネあるんやなぁ……。



最近の周りの人々の行動を見ていて思うのが、学校の授業と塾の間のプライオリティーについてです。なんでみんなそこまで学校を軽視してまで塾がエラいエラいって言うわけ?俺も含めたお前らは予備校の生徒である前にまず高校の生徒やねんから、基本的に何でも学校優先なのは当たり前。学校の授業も先生に目を付けられない程度にちゃんと出ろ、いちいちサボるなと。
1日でも学校休むと取り戻すのが大変なんですよ。まあ、穴が開いたままで平気な人にとっては何ともないんでしょうが。


さっきの平田さんの話じゃないけど、みんなある程度“演じる”ことは出来んのか。全ての授業やら課題に100%の力を注ぎ込むことは出来ないけど、“先生に目を付けられない程度に”とか、“最適でも出席はちゃんとする”なんていう妥協点を見つけることは決して不可能ではないはずです。賢く生きるっていうのはそういうことやと思う。自分の置かれた状況と向き合う相手によってスイッチを切り替えることもせず、塾の先生を崇拝し学校の先生に反抗するのはあまりに愚かしい。っていうかなんだかな。
これじゃあ有名大学に受かっても永遠に大人になんかなれっこない。大学も大事やけど人間的に成熟してないヤツは嫌ですな。



気がつけば今日ル・マン24時間レースですよってに。21世紀に入ってからのアウディの独走劇をいい加減にプジョーに止めていただきたいところでございます。
両陣営ともども全車ディーゼルエンジンでガチで取っ組み合うわけなんですが……ディーゼルすごいよねディーゼル。時代はガソリンエンジンから変わりつつあるね。72時間戦えますかとはよく言ったもんですが(ああ、同年代に対してジェネレーションギャップを感じるッ!!)、本戦24時間プラス予選とフリー走行は戦うわけだからやっぱりすごいよ。



誰かエヴァ破見に行こう。