四十路岬

今年の5月18日は槇原敬之の40歳の誕生日です。

マッキーもいい歳したオッサンになってしもたんやねぇ……『君が笑うとき君の胸が痛まないように』からもう19年、来年でデビュー20周年。
15周年周辺でカヴァーアルバム作ったり、シンフォニーオーケストラを従えてコンサートツアーを敢行したり、レコード会社の壁を越えたベストアルバムを発売したりとかなり派手にやってくれてるけれども……また何かサプライズ企画はあるんやろか。個人的には日本人アーティストによるマッキートリビュートアルバムを作って頂きたいと思っている。尾崎豊加山雄三中島みゆきやらブルーハーツみたいにね。まあROLLYこと寺西一雄のシングルが手に入れば文句はありますまい。

今回のLong Distance Delivery Tour 2009の最終公演で、クレモンティーヌがサプライズゲストで登場してChocolats et Sweetsダブル弾き語りの噂も聞いたが……大阪ではそんなんなかったねんけど。ずるーい!


民主党鳩山由紀夫氏が代表(だっけ?正式な肩書きが自民/民主で違う)に選ばれました。別に俺はどっちでも良かったねんけど……いつか我らの三日月さんが代表になる日は来るんかな?と思ったら、鳩山さん4代目の世襲やったね……党内には鳩山さんより年上の議員もいるやろから年功序列やないし、地元の支援が厚くても党代表になってくれる日は来ないだろうと思ってちょっと萎えた。
それよりは仁徳天皇時代の政治に興味を持ったしな(後述)。

公表後の買い控えを受けて急遽前倒しされて最近始まったエコポイントもよう分からんシステムやけど、今日のせやねんで見たマクドナルドの『景気をつかもう』チケットもよう分からん。12000円で20000円分の金券っていうか食券がついでるねんけど、そもそも使用期限の11月までに20000円分も、しかも何種類ものメシをマクドで喰うのか!?ただでさえ新聞にはクーポンが付いとるしケータイからもクーポンを呼び出せるらしいのに。まあ俺みたいに自分から好き好んでマクドにも行かず、十数年の人生の中で一度たりともコーラを口にしないような人間にとっては買っても到底使い切れへんやろうから買うべきやないなと。コカ・コーラ派かペプシ派か?知らんわ!飲んだことあらへんのや!
何か、二酸化炭素水と甘ったるい砂糖水程度の飲み物をを飲んでわざわざ太ったり骨を溶かしたりしてるっていう虚しさがイヤでね……どうせならポンジュースやで。


閑話休題。ということはやな、何としても客を店に来させることが必要やねんな。コンビニがまさに多種多様なサービス(公共料金の払込とか)を展開して客を呼び込んだり、ジョーシンがダイレクトメールでポイント進呈や粗品進呈を通知したりするのと基本的な考え方は同じで、とりあえず客が店に来ないことには儲からんと。
客が店に来なくてもつぶれないのは我らが久保書店くらいのもんで、あそこは膳所高校のテキスト類の発注を全て請け負うことで店舗の規模からは想像もつかないほど尋常でない利益をあげていると思われる。恐らくこの平成大不況でもある程度コンスタントに黒字を出してるんやないかと思ってるねんけど何だかな。癒着みたいな気もしないでもないけど世話になっておいて下手なことは申せませぬ。


ホンダのインサイトが頑張ってますね。ハイブリッドカーとして史上初めて月間売上台数がNo.1になった。ハイブリッド推進派の俺にとっては嬉しい限り。これからの自動車業界の未来に繋がる大事なポイントやから自動車史に残したい。「2009年 ホンダのインサイトハイブリッドカーとして史上初めて月間売上台数1位になる」。
でももうすぐトヨタの逆襲が始まります。6年毎にフルモデルチェンジを繰り返してきたプリウスの3代目がもうすぐやってくる。そして2代目も法人向けに継続販売されるそうな。

今度のプリウスはエンジンの排気量を1500から1800に拡大、モーターと合わせたシステム出力も向上しているとのこと。どんなに乱暴に運転しても10km/Lを下回らない驚異的な燃費だとか。いや、わざわざ10・15モード燃費を語ることにあんまり意味はないかなーと。
ボディサイズはほぼキープ、5ナンバー確保のインサイトよりはやっぱり一回り大きくて、形がほぼ同じなのはパクリというよりも、Cd値(空気抵抗)の関係上必然であるらしいという点はご察しください。何かウィッシュとストリームの関係みたいでアレやねんけどな。

ちなみに現行ストリームとインサイト、オデッセイとゼストには同じステアリングが付いている事をこないだ初めて知りました。まあ前者3つは同じような顔しとるしな。
あとホンダ車のボディ前後やステアリングにあるHマーク、タイプRはワクの中が赤いのが基本で、それがカッコいいとされてる――っていう言い方をするのは、知らない人は別に何も感じないからだ――ねんけど、どうやらノーマル車に貼る赤いシールがあるらしい。っていうか赤に限らないのよね。趣旨からズレ始めてるけどさ。
さらに内装用のカーボン目地シールやらもあるねんな。確かにカッコ良くなるのは(カーボン目地の意味が分かる以上)当然のように理解してますが、だからといって俺がクルマ買ったら同じようにしてしまうかと言えば実は多少疑問符を打たざるをえないと思います。

10年以上前に登場した初代プリウスはさすがに現行型より内装が使いにくかったりするらしいけど、燃費の面では未だに驚異的な数字を叩き出すから中古で買う価値はあると思う。しかも初代初期型はリチウムイオンバッテリーを永久保証だって!これも“世のため人のため(後述)の一環かな?”

10年少し前にトヨタが初代プリウスを発売した時は、世のため人のためというかハイブリッドカーの普及のため、赤字覚悟の安値で売り出したという。またトヨタハイブリッドカーについては電気自動車が完成するまでのつなぎの技術だと明言している。
俺は水素よりも電気による新世代動力機関を推す人間やから、俺達が生きてる間のいつかにはガソリン車は姿を消して、電気自動車に移り変わってゆくと思っている。別にKERSがその魁(さきがけ)になるなんて思ってへんけど、エスティマやレクサスLSのハイブリッドなんかを見れば前々から流れがあるように、まずは(ユニットのサイズ的な理由で)大型車から順番にハイブリッドが広まっていくやろ。だからハイブリッドカーとしてはインサイトは極端に小さなクルマやしな。
初代インサイトのとてつもない売れなさ具合を少しでも知っていれば、インサイトがまさかホンダの主軸商品に成り上がるとは思えへんかったはず。プリウスにブランドで負けていたことは疑いようのない事実やし。
でも、自動車産業の時代の流れがハイブリッドや電気自動車に移り変わるのが、このインサイトや新しいプリウスのおかげでグッと早くなったと思っている。
今までのハイブリッドのネックは価格で、何年乗って初めて利益が出るというものやった。イメージ作戦が手伝ってハリウッドスターはこぞってプリウスに乗ったけれど、それは目先の安さを考える必要のない選択が出来る人達やったからやという理由もある。
でもこれからはみんなが平等にハイブリッドカーに乗れる日が近付いてくる。ハイブリッドカーは金持ちの乗り物に限らない、庶民の生活を支える新たな動力源になってくれると俺は信じている。

余談ですが栗東市の公用車、栗東市のロゴ入りの白い2代目プリウスでした。さすが住みやすい町全国No.1やね。



日本書紀の現代語訳を断片的に読んでいます。大鷦鷯天皇(オオサザキノスメラミコト)こと仁徳天皇の治世に興味がありまして、その祖父母の足仲彦天皇(タラシナカツヒコノスメラミコト)こと仲哀天皇と気長足姫尊(オキナガタラシヒメノミコト)こと神功皇后あたりから息子の雄朝津間稚子宿示爾天皇(オアサヅマワクゴノスクネノスメラミコト)こと允添天皇の辺りまでかな。西暦でいえば200年台から300年台くらいやったと思う。
日本書紀ってのは言わずもがな“日本の歴史”について記されている歴史書であるから(逆に『古事記』は比較的フィクションの要素が強い、ただし昔の基準で)、実は戦前までは正統のというか、この内容がオフィシャルな歴史という扱いやったらしい。ヨーロッパの王権神授説のように天皇の権力の正当性を証明したいという部分も大いにあったんやないか、と俺は思ってるけど。
まあ日本書紀の記録が全部本物か否かは別にするにしても、現在の関西地方に色々と古墳だの何だのが残っていることは確かやから、強大な有力者がヤマト政権を継ぎ続けていたことは間違いないと言える。個人個人で見れば実在したか怪しい天皇も、欠史八代とか欠史十代とか言って(八と十の内訳は全然別の方々)10人以上いてるねんけど……宮内庁のホームページには神武天皇からの系譜が掲載されていたと思う。

水戸黄門こと徳川光圀が編纂を始めた『大日本史』が今の天皇家系図のベースで、完全に完成したのは1906(明治39年)。それまでは神功皇后天皇のカウントに入ってたらしい。100歳で亡くなるまで60年以上の長きにわたり摂政を務め、大陸で弓矢もとり、しかも美人だったという女傑を何故天皇のカウントから外す!?分からんな……。