紅の跳ね馬に乗った狼、栄冠。

2007年F1世界選手権第17戦ブラジルGPの決勝が日本時間22日(月)1時(現地時間21日(日)14時)からアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、通称インテルラゴス・サーキットで行われた。

し烈なタイトル争いが展開されてきた2007年のチャンピオンシップ。長くて短かったシーズンに、ついに終止符が打たれる時が来た。決戦の舞台インテルラゴスは快晴。気温37℃、路面温度61℃のドライコンディションで71周のレースが幕を開けた。

スタート直後は衝撃のシーンが連続した。チャンピオン最有力候補のルイス・ハミルトンマクラーレン)がオーバーラン、大きく順位を落としたのに続き、8周目には突如スローダウンして18番手まで後退。こちらもチャンピオン候補の一角、フェルナンド・アロンソマクラーレン)もペースが上がらず苦しいレースが続いた。

そんな中、順調なレース運びで勝利をもぎ取ったのはフェラーリキミ・ライコネン。チームメイトのフェリペ・マッサを従えて、悲願の初タイトルを獲得した。2001年のデビューから7シーズン目にしてつかんだ栄冠に、ライコネンは安堵の表情を見せた。

マッサは昨年の優勝に続き、母国ブラジルで好成績を残している。

3位はアロンソで3冠達成はかなわず。4位ロバート・クビサBMWザウバー)、5位ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、6位ニック・ハイドフェルドBMWザウバー)、そして7位に惜しくも史上初のルーキータイトル獲得を逃したハミルトンが入り、8位にはヤルノ・トゥルーリトヨタ)がつけた。

トゥルーリ以外の日本勢は中嶋一貴(ウィリアムズ)がF1初レースで10位完走。ラルフ・シューマッハトヨタ)が11位、佐藤琢磨SUPER AGURI)が12位で完走を果たし、ルーベンス・バリチェロジェンソン・バトン(ともにHonda Racing F1)、山本左近スパイカー)はリタイアとなっている。

チャンピオンシップを整理すると、ドライバーズ・ランキングは110ポイントのライコネンがトップ、2位は109ポイントのハミルトン、3位は同じく109ポイントのアロンソとなった(勝利数はともに4勝だが、2位の数はハミルトン5回、アロンソ4回とハミルトンの方が多いため)。4位は94ポイントのマッサだった。コンストラクターズ・ランキングは204ポイントのフェラーリ、2位は102ポイントのBMWザウバー、3位は51ポイントのルノーとなり、フェラーリが2004年以来のダブルタイトルを獲得した。

全17戦のスケジュールで世界を転戦してきた2007年F1世界選手権は幕を閉じた。2008年の開幕戦はFIA発表の暫定カレンダーによるとオーストラリアGP(3月16日決勝)。新たなシーズンの到来が待ち遠しい。
F1-Live.com

ブラジルGP結果
 1位 キミ・ライコネン
 2位 フェリペ・マッサ
 3位 フェルナンド・アロンソ
 4位 ニコ・ロズベルグ
 5位 ロバート・クビカ
 6位 ニック・ハイドフェルド
 7位 ルイス・ハミルトン
 8位 ヤルノ・トゥルーリ
 9位 デビッド・クルサード
10位 中嶋一貴
11位 ラルフ・シューマッハ
12位 佐藤琢磨
13位 ヴィタントニオ・リウッツィ
14位 アンソニー・デビッドソン
Ret. エイドリアン・スーティル
Ret. ルーベンスバリチェロ
Ret. ヘイキ・コバライネン
Ret. セバスチャン・ベッテル
Ret. ジェンソン・バトン
Ret. マーク・ウェーバー
Ret. 山本左近
Ret. ジャンカルロ・フィジケラ

ポイントランキング
 1位 K.ライコネン 110
 2位 L.ハミルトン 109
 3位 F.アロンソ 109
 4位 F.マッサ 84
 5位 N.ハイドフェル ド 61
 6位 R.クビカ 39
 7位 H.コバライネン 30
 8位 G.フィジケラ 21
 9位 N.ロズベルグ 20
10位 D.クルサード 14
11位 A.ブルツ 13
12位 M.ウェーバー 10
13位 J.トゥルーリ 8
14位 S.ベッテル 6
15位 J.バトン 6
16位 R.シューマッハ 5
17位 佐藤琢磨 4
18位 V.リウッツィ 3
19位 A.スーティル 1
20位 R.バリチェロ 0
21位 S.スピード 0
22位 中嶋一貴 0
23位 A.デビッドソン 0
24位 山本左近 0

コンストラクターズランキング
1 FERRARI 204
2 BMW SAUBER 101
3 RENAULT 51
4 WILLIAMS 33
5 RED BULL 24
6 TOYOTA 13
7 TORO ROSSO 8
8 HONDA 6
9 SUPER AGURI 4
10 SPYKER FERRARI 1
11 McLaren Mecedes 0

よっしゃー

ライコネン優勝!!!!
3位から7点差を詰めての劇的チャンピオン!!
運に恵まれなかった男が、とうとう、とうとうやってくれた!!!
眉毛も若造も蹴散らし、ブラジルGP圧勝!!
これぞ北欧のジャックナイフ。こんなチャンピオンが見たかった!!
もう眉毛のチャンピオンなんか見たくない!!
だから特典にライコネン画像をつけときます。
raikkonen
raikkonen
うーん、ナイスイケメン、男前。

結局これでマクラーレンは形式上ノータイトルという形に落ち着いた。
うん。思い残すことは何もない。
2007年F1世界選手権、ここに閉幕す。


今日(昨日)は朝から奈良へとまた出向いてきました。
もちろん目的はただ1つ。
ヤツとの春以来の再戦です。

詳細はまた後日……。
時間も時間、いくら月曜日が代休だからといっても寝よう。