脳内妄想でTMGを活用してみた

ピレリ、タイヤのプライベート・テストに新しいF1マシンを望む(F1通信)

TMGは1,000人いたスタッフを200人程度まで減らして細々と残ってるとか。
TOYOTAのモーターホームはルノーに売却したとか。そんな現状。
トヨタが再び世界に挑戦、ル・マンでエンジン供給』というのは決まっているので、その仕事でもやってるのかな。


で、さっきのピレリの話。
今までは、ちょうど余ってた1年落ちで信頼性のあるTF109を、これまた信頼性のある俺たちのニックさんと組み合わせてテストしてたと。
でもいつまでもTF109使い続けるのはちょっとなあという感じ。


ここで思ったのは、TMGテストマシン制作チームとして存続させられないだろうかという妄想
ここからは全て妄想です。



例えばTMG各チームやピレリからの資金供給をもとに、タイヤとか新しい共通部品のテスト用マシンを作り続ける組織になるっていうのはどうかな。
どうせこれからいろんな部品の共通化が進む。現状はマクラーレン製のECUとか、ピレリのタイヤ。将来的にはひょっとしたら共通KERSとかギアボックス、果てはスタンダードエンジンとか出来るかもしれないし。
エディ・ジョーダンじゃないけど、ステアリングラックやブレーキペダルとかを共通化するくらい、全然やってもいいんじゃないのかと。
エンジンはトヨタでなくても、メルセデスでもルノーでもフェラーリでも何でもいいとして、車体をね……作れないかと思うわけですよ。
凍結されてる現状エンジンであれ、今後の1.6リッター直4ターボであれ、どうせ1人8基まで(実際は予備とかを含めてもう少し造るけど)しか使わせてくれないんでしょ。
それも、別に敵チームに勝つ必要はないわけで、むしろ奇をてらわない「標準マシン」を作るだけなら、安く抑えることは可能?
かと言って遅すぎてもいけないので、中堅チームくらいのマシンを……。


まあ、最初のニュースの中にある案でもいいんですけどね。
確かに、複数チームのマシンで走らせることで、いろいろなデータも取れる。
外部チームに走らせるのはどうなんだと思わないでもないけどさ……。


“スタンダードマシン”+TMGで、個人的にはプロ野球やJリーグみたいな、新人/浪人ドライバーの合同トライアウトみたいなのやりたい。
若手が高額な持参金で弱小チームで1日テストする必要性はちょっと薄れる?
ドライバー側としては実力を見せて、良いチームからデビューできる可能性は高まる。
ぶっちゃけ赤牛とコネがある奴とか、マクラーレンっていう恵まれた環境でのびのび育ってきた奴が大型新人になってるわけじゃないですか。
しかも逆境に弱くないですか。箱入り息子なんでしょうか。あんまり言っちゃいけないかもしれないけど。
そうじゃなく、サポートが受けられない人にもチャンスがあったりしたら嬉しいかな。


ただ、それをやるとチーム(特に下位)としては、持参金は減るわ、基金は出さなきゃいけないわっていうデメリット。
もちろん累進課税制度みたいにすればいいんだけれども……それか分配金減らすか。


弱小チームは持参金をもとにしてどうにかこうにか参戦していたわけで、そうやって新人が才能を開花させていくモデルが崩れるのはどうなんだろう。いいのか悪いのか。
でも「デビューチームが某弱小〇〇だったから目立てずに消えていった」人もいるわけだからね。
あーでも弱小チームでもそれなりに存在感見せてる人いるしなあ! 迷う!
今後の箱入り育成は各陣営からポストベッテル、ハミルトンが出るか、そしてジュール・ビアンキにかかっているかも。


まあ、究極的な話、この「標準マシン」作り、個々のチームとしてはメリットはあるのかな。
下手くそと契約するかもしれないリスクを犯してまでスポンサー目当てに走る必要はなくなる&できなくなるわけで。
ドライバーとしては契約の可否はともかく、平等な条件下で他のドライバーたちと比較されることができますね。たぶん。

そんなことを考えてみる。アイデアはあるが実現可能性は……ないかもね。