エコエコ詐欺

阪大の下見に行って来ました。

メインは序盤は阪大レポートと四条外遊記と劇場版『涼宮ハルヒの消失』に対する経済面からのコメントです。映画そのものに対するレビューは独立した記事として追って投稿します。ラストには衝撃の報告が!!


その前に小話、プリウスのリコール問題について。このアーティクルのタイトルがこんなんですからね。
今回のリコール、プリウスだけでなくその上級車にあたるSAIとLEXUS HS250hにも適用されているんですが、このところトヨタプリウスのおかげで、いわゆるかなり上から目線での商売になっていたことは確かです。だから、直接的な関係性はないとしてもざまあみろという気になってしまうんです。
回生ブレーキ(減速時に放出されたエネルギーを電池に戻すシステムがついたブレーキ。電車には同じ仕組みが存在する)だから制動時のフィーリングが普通のブレーキと違うのは、実は詳しい人なら誰だって知っているんです。ブレーキの段階的な効きも変わってくるしね。でも一般ユーザーはそんなことは知らないわけです。自分の乗ってるクルマの仕組みを知らないというのもなかなか間抜けな話ではあります。クルマを色と見た目“だけ”で選んだり、軽自動車だからと言ってセルフで“軽油を入れて”異常燃焼を起こすバカもたまにいる(サラダ油でも入れとけ!)。また、「走ればいい」と言って洗車すらしない人もいる。
それでも知らない人でも使えるようにしとかなきゃいけないというのがなかなか開発サイドとしては大変だと思います。しかしながら回生ブレーキだからといって普通のブレーキより効きが悪いのは許されるわけがないのです。
意外と一番大事な話ですが、報道へのスポンサー停止で報復するのはもうやめなさいな。大人げない。日本の全家庭にハガキを送って商品のリコールを呼びかけた某家電メーカーを見習いなさい。いくら納税額が多いからといっても、自治体のネーミングライツまで手にしやがって。


本来の“エコエコ詐欺”、すなわち“エコという名の思考停止”に関しても俺は危機感を募らせまくっております。以前、“頼まれてもいないのにオートマチックで環境絡みの作文する奴ってどないやねん”みたいな話をしましたが、まさに今の日本がそれですね。よく調べもしないで“エコ”の二文字で客が動く。俺が作るなら「エコたい焼き」か「エコ暴走族」ですかね。売れますよ。エコタイヤと間違えて買う客が続出しそうですし、エコを掲げればお巡りさんだって見逃してくれるさ。
テレビCMでも(比喩でなく)聞かない日はない言葉ですが、くだらないコマーシャルでもこれだけ何年も欠かさず続けるとものすごいサブリミナル効果になるんですねぇ。一種の宗教じゃないですか?みんなエコを崇拝して、メディアに流して、エコという言葉が万物万罪に対する免罪符になる。日本の宗教は神道でも仏教でもキリスト教でも無神論者でも、またそれらの混在した状態でもありません。エコロジー教です。
民放なんて番宣の間に商業宣伝が挟まってるんだから、もうドラマとかでもひたすらエコロジーを訴えかけたらいいんじゃないですか。俺はエコロジーよりもエコノミーの方に興味があることだし。


ちなみに、日本人が一夏の間ずっとクーラーを止めてやれば、地球温暖化はあっさり止まります。


阪大の下見に行って来ました。以前(2008年8月)行った時は高槻から阪急に乗り換えて南茨木からモノレールというワンダフルなルートで行ったのですが、今回は大阪(梅田)駅から阪急に乗り換えて石橋ルートで向かうことに。中学の同級生が「浪人したら受けるかも」というのでついてきてくれました。「ボディガードだからお前が襲われたら一緒に逃げる」って意味わからんぞ!
入試当日のシミュレーションということで、ダイヤを合わせて朝7時7分の新快速に乗っても大阪駅に着くのは8時。そして2年ぶりに大阪駅周辺に出て驚いたのですが、やっぱり人が多い。京都駅の比ではありません。というのも、そこかしこに人の流れというものがあって、それに乗っていればJRの改札から阪急の乗り場まで(びっくりするくらい遠いぞ!)たどり着けるんですが、その流れを横切ったり、迷って外れたり、切符を買うために外れたりすると、けっこう神経を使うんです。日本に1億3000万人も人間がいるなんて嘘だと思っていましたが、これだけ人が集まっているのを見ると、俺が住んでいる街がどれだけ田舎だったかが分かります。まあ日本有数の大都市と人口12万のベッドタウンを並べて比べること自体、無意味なことだと分かってはいるのですが。
でも梅田からの阪急は意外とガラガラ。というか混み始める時間より前だったんでしょうね。おばあちゃんばっかり。帰りが混んでいたので時間がズレていたのだと思います。
一応公式のアナウンスでは石橋駅から豊中キャンパスの経済学部まで20分となっていますが、実はキャンパス内に入るまでは一瞬です。入ってからが大変!延々上り坂だし足元は雨で滑りやすい。自転車の乗り入れが禁止なのもよくわかるってなもんです。
結局着いたら9時くらいになってはいましたが、けっこう迷ったりしながら動いたので本番はさらに10分以上早く着けるでしょう。通い始めたら自宅から正味2時間ってとこかな。ギリギリですよね……これ以上遠かったら考え直すけど、なまじ何とかなりそうだから、きっと何とかなります。だから大丈夫。


帰りは京都駅で途中下車(切符が草津〜京都と京都〜大阪になっている)、地下鉄で四条へ。この時すでに11時。
150分以上ある映画だから1日4回しかやらない。第1回放映が11時5分からだったので、間に合うか否かはともかく、とりあえず先にチケットを買おうと駅前ビル内の京都シネマの受付へ。
するとすでに「劇場版『涼宮ハルヒの消失』の11時5分の回、すでに満席で立ち見のみとなっております。14時10分の回もすでに8割ほど御席が埋まってきております」とのこと。マジ?どれだけ人気なんだと。

エヴァ新劇場版なんかは上映館数を絞ることで満員御礼を達成したけど、今回は……深夜アニメの映画化だから限界があるのか、上映館数を絞ることで希少性を高めているのか、リピーターを掴みやすくしているのか、下手したら全部正解の可能性もありますが、テレビシリーズ視聴必須だし、ファンという特定層の客しか狙えないっていうのが真相なんでしょう。あとの理由は理由ではなく結果的に付いて来た副作用(?)なのではなかろうかと踏んでいます。

こんな予想を立ててはいましたが。データを見ると興行収入は現状でちょうど9000万円程度、1館辺りのアベレージでみた場合は370万円ほど。しかも今月下旬からまたリピーターキャンペーンが始まるからさらなる伸びが期待できる。我が身でもありながら、アニメファンとはなんと動かしやすい顧客だろうと思います。
特徴的だったのはグッズ販売が充実していたこと。映画を見た後の感動に満ちて恍惚とした状態だと財布の紐が緩くなるという事実に初めて気付きました。なるほどコレは賢い。


とりあえず14時10分の回で、104席中80番目(に入場して席を選べる)の券を手にしました。コレだけ選ぶ余地があればまあ問題なかろうと。結局前から2列目の席に陣取ることになるんですが、スクリーンも小さいからかえって良かったかも。


14時10分回放映が始まるまでの時間潰しに、ジョーシン系列のスーパーキッズランド京都店に行ってきました。プラモデルとかミニチャンプスとかNゲージとか……各フロアを見て回るうちにどんどん地に足がつかない状態に。ここは天国か!?アイルトン・セナの1/1ヘルメットレプリカが30万円以上したけどさ。
自分の稼ぎを一生分注ぎ込んでも買い占められないでしょうね。自分で稼ぐようになったら、1年に1台ずつ自分への労いでミニチャンプスを買うってのはどうかな。


時はさらにさかのぼって2月8日〜9日、同志社立命館の各大学にそれぞれ2回目のチャレンジ。
総じて1回目より出来が悪いような……やや体調が悪かったのもあるし。それでも相変わらず『合格せんべい』だけは欠かさず食べて行きましたよ。バリバリ。
何故かこの『合格せんべい』のことを書くたびに大爆笑する人がいるんですよ……実在する食べ物だし、別に笑かしたろう(=笑わせてやろう)と思ってやってるわけじゃないんですけど。笑い上戸[じょうご]なのかもしれませんし俺と同じで昭和的な笑いが好きなのも多分に絡んでいるのでしょうが、Take Fiveを読むたびに大笑いしているそうです。だから俺は長い付き合いにもかかわらず未だに彼の笑いの沸点とツボが理解出来ません。
国語も英語も半分以上寝てた気がする。半分以上というと実際には嘘になってしまうが、何が悲しくて30分そこそこで終わる国語の試験に75分もかけにゃならんのかと。
合格の第一報は確か2月14日、立命館の通常日程からです。まあ立命館はよほどのことがない限り行かないと思いますけどね。
同志社の方が文系にとってはいいと思う。唯一の難点はキャンパスが今出川ではないことです。まさかの興戸。まあ奈良が近いと思えば悪くないかもしれませんが。立命館だって京都の大学と思って入ってみたら草津のド田舎だった、騙されたというパターンが(特に遠方の理系学生に)多いですからね。仕方ないけど騙されてやりますよ。というより、就活と卒論のせいであまり学校に行かなさそうな3〜4回生になって初めて今出川に移れるっていうのもなかなか悲しいものがあります。


大阪大学から受験票が届きました。
前期はもちろんのこと、後期試験も無事です。11.5倍を10倍にするだけとはいえ一応足切りがあったので、不安で不安で仕方なかった。計算上では50人くらい斬り捨てられる(あえてこっちの漢字を当てよう)から、意外と軽視できないとも考えていましたし。ということは日本全国で、俺のクラスの連中よりも多くの方々が、すでに大阪大学経済学部後期試験に幕を下ろすことになったということです。これはよくよく考えてみれば恐ろしいことじゃないですか?
とりあえず挑戦権だけはもらえたので、昔のモータースポーツの用語を用いるなら“予備予選突破”といったところかな。昔のF1なんかは参加台数が多かった(貧乏勢力が乱立していて欠場やスポット参戦、F3000マシンが当たり前)ので、予選のある土曜日の朝8時とかいう有り得ない時間に予備予選⇒突破出来なければ撤収が当たり前だったんです。後期試験の足切りがF1の予備予選(Pre-Qualifying)と違うところは、受験料を取り戻せることくらいでしょうか。
俺は弱小チームながらグリッドにつくことを許されたルーキードライバー。保険はあるし失うものは何もない。だからこそ、後先考えずに阪大で思う存分暴れ回ってきたっていいと思うのです。