PERFECT SMILE

水樹奈々紅白歌合戦出場決定です。

第60回という節目の年に、アニメファン期待の星、水樹奈々さんがやってくれました。29歳にして紅白歌合戦初出場です。
俺の現実的な予想としては、出る可能性は40%くらいではないかと思ってたけど……本当に奈々さんはNHKに好かれてんなぁ。いいことですよ。
演歌歌手出身である素晴らしさも言うまでもないですね。演歌ってのは曲がシンプルな分だけ表現力が要るんですよ。だから声の使い方、特に“魅せる”“聴かせる”歌い方をさせれば誰にも負けません。みのりんに欠けてるのはこの辺の凄みだと思うんですが。
水樹奈々紅白歌合戦”については俺は8月28日付の記事『勉学に恋した男達』でこんな風に書いてました。MUSIC JAPAN アニソンスペシャルのレビューの続きです。

さて、水樹奈々さんの出場を願いながら紅白の話をしましょうか。今回の出演者の中から紅白歌合戦出場者は出るのか。
紅白歌合戦は深夜番組ではないし、やっぱり大晦日のお茶の間をターゲットに作られていますからどうしても保守的にならざるをえない。ぶっちゃけて言えば保守的な方々からの批判に対してナーバスということでもあるので、新しいチャレンジは常に巨大なリスクがつきまとう。でも何かはやりたいから中途半端に流行り物を取り入れる。例えば美川憲一に無理矢理はるな愛をくっつけてみたり。それぞれ単体で見たらどっちも面白いと思うねんけど、合わせても何にも面白くない。
(中略)
少しでもバックグラウンド――のうち既に大衆に知れ渡っている部分――にネガティブな影があった場合は紅白歌合戦には出られないので……アニソンっていうカテゴリー自体が紅白という土俵で見た場合にはかなり不利な要素を背負い込んでいるのではないかと考えています。
それでもそんな逆境を跳ね返してでも採用する価値は十二分にあると思う!!

出場決定に伴うコメントは「連絡を聞いてあまりの衝撃に頭が真っ白になりました」ってそれ俺のことでもありますよ!
本当に、デビューから苦節10年、7th Album『ULTIMATE DIAMOND』が6月9日付のオリコンウィークリーアルバムランキングで1位を獲ったことが一番の勝因だと思います。コネクションもあったと思うけどさ、やっぱり嬉しいよね。
芸能界なんざコネクションと血筋さえありゃあ何とでもなりますよ。普通の若者はオーディションなんかで蹴落とされてても二代目はラクラクと芸能界入り出来るのが現実ですから……それに比べりゃかわいいもんさ。予想持ち込み曲はスタッフが深く考えなさそうなのでベタに最新シングル『夢幻』。あと本番で小賢しい演出をするとガチでブチ切れる予定。


嵐とかも意外と初出場だったんですね。去年(も)あんな売れたのに……今年はジャニーズ2組までの枠を外したことで出場になりましたが、良かった良かった。この人らもデビューして長いから、やっと出られたんやと思うと素直におめでとうを言いたくなります。
ただしバレーボールのユニットは要らないぜ!神聖なコートで踊ったりしてる時点で嫌悪以外の感情は……いや、体育館で歌うのが悪いのではなく……スポーツ選手のテリトリーに土足で踏み入ってるこの感じ、うまく説明出来ません。とにかくムカつくといえばそこまでですがね。
外国人選手からしたら遠路はるばる毎度毎度大東亜の果てのジパングまで(なんで日本ばっかり!?)来てるのに、現地のガキが自分たちの仕事場にズケズケと入り込んで来たりなんかしたら、俺だったら発狂します。例えばEXILEが厳粛に君が代で迎えてくれたりしたら悪くないかもしれないけれど……デリカシーもなければ威厳もない。半分はジャニーズ狙いだろうさ!


閑話休題紅白歌合戦福山雅治もまだ2回目……マッキー同様魅力的なのに(ただしベクトルは真逆)なぜか恵まれないお方でしたが、『ガリレオ』辺りから今年のデビュー20周年、そして何よりも来年の大河ドラマ龍馬伝』の主演が主な原因という点が納得いきません。いや出るのは嬉しいんですが、ウォーターボーイズの『虹』とかをサラッと無視しておいて今回手のひらを返したようにってのは腹立つなぁ。『虹』は別に紅白としてアウトな歌ではなかったでしょうに。予想曲は敢えて『最愛』。『化身』や『明日の☆SHOW』はちょっとイメージ違う。

ジェロが2回目の出場です。今年だけで『えいさ』『やんちゃ道』『爪跡』の3枚のシングルが出ており、さらにアルバム『約束』とミニアルバム『COVERS2』、タイアップ的には『COVERS2』の『初めての街で』が菊正宗のCMです。
演歌の醍醐味ってのは半分は過去の名曲のカヴァーですが、それはどうしても過去の遺産に頼ったコンサバな雰囲気から脱却出来ないということと表裏一体であるゆえに、俺としてはちゃんとジェロには自分の今年出した歌できっちり頑張ってカッコつけてきて欲しいものです。過去の栄光に頼っちゃダメ!
というわけで曲目は敢えて『えいさ』を予想。スピード感溢れる、かつ中国の楽器を取り入れたアレンジはなかなか歌いこなすのは難しいですが、ジェロの魅力はやっぱりそこです。俺はジェロには先人に敬意を表しながらも一般人に媚びない孤高の存在として在ってほしいと思っていますから、その願いに一番応えてくれる曲はやっぱり『えいさ』ではないかなと思う。


何かBSでアニソン紅白とかやるみたいですけど見向きもしません。クリスマス両日に槇原敬之のクリスマスコンサート“wPLAY for PRAY '09”がありますが友人に任せます。WOWOW中継も諸事情により断念しました。30日に横浜でけいおん!ライブをやりますが半年も経てば色々解決しますからDVD化を待ち、大晦日茅原実里カウントダウンライブもありますけどどう考えても紅白優先です。正直な話、クリスマスはまだいいけど年末年始にイベント(コミケ含む)されるのは大嫌いなんですよ。関係者は自宅の掃除も出来やしない……。


皆さんも年賀状は早めに作りましょう。今年は会津名物赤ベコで凌ぎましたが、来年は寅年ですか。寅……寅さん……虎……タイガース(日米不問)……タイガーバーム……『とらドラ!』!既に完結した!『このラノベがすごい!2010』ランキング4位に入ってましたね。去年秋からこの秋までの1年間で考えれば確かにその前半は『とらドラ!』絶頂期でしたね。というわけで年賀状はともかく年賀メールとらドラ!で作りたいと思っております。うがー。


年賀状マジでどないしよ。出すかどうかも分からないけど、こういうのは一度途切れると戻れないからね……。
若者の年賀状離れに警鐘を鳴らし続けている俺にとって年賀状は人とのつながりを感じられる数少ない機会でもあります。俺はいい歳こいて未だに人付き合いというものが分かっていないのです。人との距離の取り方が分からない。
っていうか周りの人間が“察する”ことを求めすぎてるのにはもうついて行けない!ってだけですけどね。他人様の込み入った事情なんて、あからさまに目で見て明らかな場合以外は口で説明されなきゃ分かんないのさ。
皆さんも他人に甘えすぎていませんか?日本人特有の「察しろ」「空気嫁」にはあんまり頼りすぎない方がいいと思います。これからの人生は今までとは違って、自分と同種の人間の集まるコミュニティの馴れ合いだけで生きていけるわけじゃないんですから。