Take your hats off to your past, but take your coats off to your future.

クリスマスまであと1ヶ月ですか。別に俺には何の関係もありません。冗談抜きで。ヒガミとかそんなんならまだいいけどね。

昨日は就職と差別に関する講演会がありました。大卒予定の我々でも4年後、いや3年後には直面する問題でありますが……普段の俺ならそこから自分の立論をして世の中への批判をぶつけたりしますけど、今回はですね、実のところあんまりちゃんと聞いていなかったのですよ。一応感想文を用紙にびっしり書けるくらいは聞いていましたが、新しく何かを考えて執筆する土壌になるレベルには程遠いので今回は愚痴のような評論はお休みということで。


最近起床時間が少しずつ遅くなってきました。少しくらい起きるのが遅くなったってビクともしないようなスケジュールで動いているので皆勤には支障はありませんが、俺のプライドは使い古した雑巾のようにズタボロです。たかが朝の寒さごときに俺が負けているという現状が、というか負けている自分自身が許せません。
一応目覚まし時計と携帯電話はちゃんとセットして寝てるんですが、鳴っていることが認識出来ていない以上どうしようもないのでございましょうか。鳴っているのを承知で二度寝に走るのは怠慢というか、克己心が足りないだけだから救いはあるんですが、根本的に自身が知覚認識出来ない物事に対する責任は……不問ですよね。不問であってほしい!


晴れた夜空にオリオン座を見ました。寒かったけど夜空がなかなかきれいに晴れていて、いつも行ってる天体観測の穴場で見ると街灯なんかの干渉が少なくてよく星が見えるんです。
それでも昨日のオリオン座は格別でございました。。俺もそんなに天体に詳しいわけではないんですが、空を見上げた瞬間にオリオン座だとすぐに分かったなんて経験は生まれて初めてです。
最近は空を見る時間すら気がつけば減っています。昨年夏に岐阜の高山市に行った時は標高1400mから街灯りに邪魔される事なく星々を眺めることが出来ましたが、今の俺は身も心も荒んだ現代人なのでしょうか。願わくば少年の頃に戻りたいものです。少なくともここ数ヶ月の俺は風流人として生きられてはいなかったんですが、今日は久々にその感覚……趣のあるものを美しいと思える心が戻ってきたような気がいたしました。美しいものを美しいと感じられる心はやはり忘れずにいたいものです。

“君も同じことをしろとは言わないけど僕はそれを勧めよう”(槇原敬之10th album『太陽』track.01『彗星』より)
そういえばこの曲も空の星がテーマでしたよね。やっぱり星というのは人間を惹きつけてやまないのでしょうか。地学選択生として、もっと星について知りたいと思った夜の小話でございました。