FREEDOM FOR ALL


最近思い悩むことが良くあるんだが、俺は多種多様な分野において、膳所高校生のうちのどのくらいのポジションに居るんだろうか??
運動神経は下から数えて五指で足りるとか、わかりやすいのがある分まだわかりやすいんだが(意味不明)、例えば勉強は真ん中とか、性格はどんなんか、とか。
中学までだったら両極端だったから、自分を物差しに物事を計れたんだが、これからはどうやって図ればいいもんやら。



『FREEDOM フットマークデイズ』1&2読みました。
主題歌がエヴァの主題歌カップリングだったから、ってのと、やっぱりたまたま図書室にあったからね。
ネタバレを多分に含むので、ここからは。

結論から言えば、『少年的』だなと。
後書きには『古典的ジュブナイル』っていう表現があったけど。
宇宙移民が平和的に行われたか否かについては言及されてないんだけど、なんかガンダムチックなんだよね、設定が。
あとは『未来世紀ブラジル』『アイ・ロボット』『ドクター・フー』『マイノリティ・レポート』なんかのエッセンスが多分に含まれてる。
『ドクター・フー』のCybernetics Earthとかね。機械によって安定を図られた社会と、その極秘裏に存在するプロジェクトの真実、とか。
同タイトルのサテライト・ファイブとも似てるよね。
FF10とも共通点があるかな。権力によって隠蔽された真実と歪んだ教育。

文体は平易にして低年齢層向きとも取れる。
少なくとも俺にとっては多少食べ応えがない。
もう少し難解な表現も使えないモノかと。
ただこの筆者、小説の経験が過去にないらしいね。
ある程度仕方ないのかな。
俺は1冊1時間半くらいで終えてしまった。

結構少年向けだよね。
外界への憧れとか、真実を見るための反骨精神とか。
俺の呼んだ中にそういう類の本はないのでね。かえって新鮮かもしれない。
こう言うのばっかりなのもどうかとは思うけど、たまにはいいよね。