One World
4月に入って生活も落ち着いてきました。
3月末に上海に行ってきたことはお話ししたとおりですが、そこでの記録や思ったことを何度かに分けて書き留めていきたいと思います。
あくまで主観。今回は敢えてその主観を外れないようにしようと思ってるんです。
客観性を求めるならググったり本を読めばいいわけで。
今回は言葉、言語の話。
俺は中国語はまったく分かりません、日常会話すら分かりません。
一番分かってるのはうちの親父です。よーやるわ。
本人曰く片言、俺から見たらだいぶCommunicate出来ているように見えるのだが。
俺は宿泊していた上海市内のホテルでは普通に英語でしゃべってました。
日系資本のホテルとは名ばかりでしたので……ww別にいいんだけど。
でも最初にホテルに着いたら工事のおっさんが穴の空いたタイルを修繕してましたからね! もっと早よやれよ!
その他もろもろ、日本のホテルだとちょっとお目にかかれないようなトラブルが片手で余るほど。
そのたびにフロントに電話したりね。
あと街中の看板とかも基本英語ばっかり読んでたわけです、簡体字よりあてになる。
そら、これ見て意味分かるかっつったら、まあ分からんでもないけどさ。
でも(日本でもそうだけど)、至る所に英語があって、ホテルのスタッフ(ただしフロントのみ)から観光客相手に商売してるおっちゃんまでみんなが大なり小なりの英語を解する、俺もそうしないとコミュニケーションを取れない、という。
世界共通語というものがこの世界には必要で、それが英語である理由や経緯はこの場合どうだっていい。
たとえ英語が発音と綴りが一致しないとか批判があってもどうだっていい。
ここ100年か200年か、英語のもとでグローバリゼーション(それが欧米の押し付けであれなかれ)が進んだ以上、それが揺るぎない現状ですね。
上海から帰ってきてから、グロービッシュ(Globish)という考え方を知りました。参考
東洋経済の増刊号だったかな。たまたま発展途上国の自動車事情でも載ってないかなーと思って手にとったのがそれだったんです。
読んでみたらグロービッシュ特集だったんだけど……。
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でもそれって、俺が某国公立大学の入試のために英作文の練習をしていた頃の英語の使い方と、ある程度通じる部分がないわけでもない。
自分が使えない英語は使わないし(使える英語を増やすように頑張る必要はあるけれど)、複雑な言い回しは避けるべきだし。
はっきり言えば文章化して読むなら中学3年生くらいのレベルでも、会話だとある程度は充分な場合もあると思うのです。
それって日本語でもそうやん? 他人と普通に会話する日本語がやたら難解って、それはあんまり好ましいことやないやん。
頭がイイ人ほど分かりやすく話してくれるような気もしますけどね。ある意味「誰うま」なことを言える人は強いね。
この東洋経済の増刊号だと、ビジネスにおける例とか、オバマ大統領の演説のグロービッシュ言い換えも載ってる。
オバマさん、特に演説ということもあってなのか、俺らにとってはかなり分かりにくい言い回しをしてくれるもんだから、よりグロービッシュとの差が大きいしね。
「俺、英語でそんなペラペラしゃべれねーよ」
って言われたら、俺も無理です。一応大学の英語のクラスの中では結構話せた方ですがそんなんは30人くらいと比較しての話。
多分、聞いたままを発音する能力がそれなりにあったのと、国公立入試のためにシンプルな英語をアウトプットする経験があったからまだ出来たんだと思う。
音楽的な部分でもそうだけど、聞(聴)いたものを認知する能力を神様仏様が与えてくれたんじゃねーかと。それだけ。
大学入試の勉強で大きく3つのことを学びましたね。
「シンプルな英語をアウトプット」
「語彙が足りなくてもリーディングは文脈と語源から予想」
「論説は文章全体のロジックを理解すること」
この3つが今になってものすごく効いて来てると思う。語源に関してはラテン語からイタリア語に派生して、今イタリア語の授業に至りますww
話を戻す。
でも、俺が大学の授業受けてた日本人の先生、普通にカタカナ発音でしたよww
しゃべる内容自体はさすがに話し慣れていらっしゃいましたが、発音が「英語っぽい」かは、それほど重要でもないってことかな?と。
複雑な文法事項に関しても、上のグロービッシュの参考を見れば、むしろ(知った上で)なるべく削っていくべき物だと思うし。
それを思えば、学校英語を経由してグロービッシュに入るってのは、ある意味では最高のルートなのかな?
どうせ何事においても100をアウトプットするためには150とか200とかインプットしとかなきゃいけないんだし。
というわけでグロービッシュと、英語を勉強する“ルート”について少し興味が出てきた2回生の春。